2022/9/22更新
東京都の公務員試験(保育)の倍率はどのくらいなのでしょうか。東京都全体の2類(福祉)の倍率は、2.5倍前後で推移しています。エリア別では、墨田区で1.1倍と低めですが、千代田区では2.5倍ほどとなっています。ここでは、東京都全体とエリア毎の公務員試験(保育)の倍率について紹介します。また、私立と比べた場合の公立(公務員)のメリット・デメリットについてもまとめました。併せて参考にしてみてください。
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東京都全体の2類(福祉)の倍率は、2.5倍前後で推移しています。
エリア別では品川区と港区の倍率が1.5倍前後と低めですが、比較的募集人数は多くなっています。 特に品川区については、令和4年度の福祉(保育士等)(II類)の募集人数が50名と他エリアに比べても多い傾向にあります。
台東区、目黒区については、令和4年度の採用人数は15名程度と品川区に比べると少なめですが、倍率1.5倍前後と低めなのでおすすめエリアといえるでしょう。
尚、採用倍率については、公表されている情報が少ないため不明なエリアも多いです。
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令和4年度の福祉(保育士等)(II類)、採用選考実施予定状況から見ると、世田谷区では募集人数55名、品川区で募集人数50名、文京区で募集人数45名と他エリアに比べても多くなっています。狙い目のエリアといえるのではないでしょうか。
※【注意】
令和4年度の募集期間は、すでに終了しています。
令和4年度の福祉(保育士等)(II類)、採用選考実施予定状況より募集人数が10名以下のエリアは、千代田区、荒川区、北区となっています。また、千代田区は若干名となっています。
以上のエリアでは、応募人数にもよりますが、倍率は高い傾向にあると考えられます。尚、練馬区については令和2,3年と続けて保育士募集(採用実績)がありません。
東京都の保育士は地方公務員となるので、各自治体の実施する職員採用試験に合格しなければなりません。募集人数は市区によって若干名~50名程度まで、さまざまです。 2023年度の募集はすでに終了していますが、例年4月以降に募集開始し、5~7月に試験となります。 注意したいのは、職員採用試験に合格しても、すぐに働けるわけではないということ。 職員採用試験に合格すると、各自治体の「採用候補者名簿」に登録されることになりますが、登録期間は1年間。その1年の間に、保育園などの保育施設に欠員が出れば、配属先決定の連絡が届きます。一方、1年の間に配属先決定の通知がなかった場合、翌年、ふたたび自治体の職員採用試験を受験して、合格しなければなりません。
公務員保育士と市立保育園の保育士で、基本的な仕事内容に大きな違いがあるわけではありません。とはいえ、公立保育園の勤務時間は私立の保育園に比べて短時間で、延長保育や休日保育には対応していないことが多く、その分勤務時間がきっちりしていて、残業も少ない傾向にあります。
公立の保育園は大きく独自のカラーを出すことは少なく、平均的で一定レベルの保育を行っています。画一的とも言われがちですが、特に保育方針にこだわりが無ければ、保育士にとっては安定的な仕事ができるという面もあります。
公務員に異動はつきものですが、保育士も例外ではありません。保育園によっても差がありますが、概ね2~4年が目安です。
公務員保育士は地方公務員であり、失業のリスクが低く、社会的信用も高いのが特徴です。公務員扱いなので、毎年、昇給があり、勤務年数が長ければ長いほど給料は上がります。また、ボーナスが支給されるのもうれしいポイントです。 有給や育休、産休などの制度も整っており、きちっと休みが取りやすい環境にあります。
公務員保育士の離職率は約1.7%で、条件の良さが離職率の低さにも表れています。勤続年数も長くなる傾向にあります。私立の保育士ですと、退職金は園によって大きく変わってきます。なかには、勤務先に退職金という制度がない場合もあります。一方、公務員保育士は、勤続1年以上であれば支給の対象になります。法的に定められているので、退職金は必ず支給されます。
現在、公立保育園にも民営化の流れが強まってきています。多くの自治体で公立保育所が民営化してきており、公立保育園の求人が減少する傾向にあります。 勤務先の保育園が民営化されると、公務員保育士は同じ自治体の別の公立保育園に異動になります。さらに、異動する保育園がない場合には、保育士以外の業務を命じられる可能性もあります。
近年は、私立の保育園でも魅力的な条件の保育園が増えてきています。必ずしも公務員保育士でないと良い待遇が得られないわけではないので、自分に合った保育方針の下で、異動せずに長く働きたいという方は、公務員保育士以外の選択肢を視野に入れましょう。
東京都の公務員保育士の倍率は自治体によっても異なりますが、全体としては低下傾向にあります。ただし、民営化が進んでいることにともない、募集枠が減少傾向にあるのも事実です。たとえば、練馬区などは民営化が特に進んでおり、保育士の採用自体がありません。 公務員保育士は給与も高く、なんといっても安定しているのが魅力です。公務員試験がさほど苦にならず、募集条件をクリアできるという方にはおすすめです。
注意点は、異動があり、民営化の影響を受けることも考える必要があるでしょう。とりわけ理想とする保育士像がある方は、より自分に合った私立保育園で長期間働いて、経験を積むのがいいかもしれません。
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