「人間関係が良い」園を探すには?見極めるためのポイント
- 保育士の就職・転職
- 2015/05/28
保育士さんが職場を選ぶ際、重視したいとしているのが「人間関係」。(関連記事:保育士の職場選び。気になるのは「人間関係」…)
では実際に、人間関係が良好な園を探すには一体どうすればいいのか?見極めるポイントを保育士専門キャリアカウンセラーがお答えします!
人間関係が良い園で働きたい!そんなあなたが見るべきポイント
求人情報で働きやすさをチェック
平均年齢・勤続年数を確認
「平均年齢が若い」というと、何となく“フレッシュ”で“風通しが良い”といった良いイメージがありますよね。しかし、職場の場合だと一概にそうとは言い切れません。新設園や、定期的に異動があるなどの正当な理由がある場合を除くと、「長く働きづらい園」である可能性が高いんです。
「長く働きづらい」=「人間関係が悪い」と直接結びつくわけではありませんが、他と比べて給与や勤務時間、場所が悪い訳ではないのに、あまりに平均年齢が低かったり、勤続年数が短かったりする場合、人間関係など表には出てきにくい問題があると思われます。
求人が頻繁に出ていないか!?
上記の「平均年齢」や「勤続年数」とリンクしますが、職員がすぐやめると、求人をこまめにだす必要が出てきます。ここ数年は慢性的な保育士不足のため、たまたま人手を求めているということも大いに考えられますが、園側に何か問題がある可能性も心にとめておきましょう。
自分の目で実際の様子を確認
見学の時の雰囲気は良いか
就業中で転職を検討している方の場合、なかなか忙しいかと思いますが園見学は必ず行くようにしましょう。普段の雰囲気が感じやすい平日がベストです。
保育方針や子どもに対する接し方はもちろん、どんな保育士がいて、どんなやりとりをしているのか、というリアルな情報が入手できる貴重な機会。保育士の表情や声などから、全体の雰囲気は何となくわかるもの。一緒に働きたいメンバーかどうかしっかり確認しましょう!
面接官の態度に好感は持てるか
面接というのは、面接官が採用するかを判断するだけでなく、保育士の側が自分が働きたい園かどうかを決断する機会でもあります。
面接官というのは、保育園を運営する法人を移す鏡。横柄、熱意が感じられないなど印象があまり良くない場合は注意したほうが良さそうです。
園長先生には必ず会うべし
園の雰囲気、人間関係に一番強い影響力を持つのが園長先生。園長先生と人間的・保育方針的にあうかどうかが、快適に働くうえできわめて重要となります。
園見学や面接時に同席しない場合は、一度会えるよう人事担当者にかけあってみましょう。
誰かの意見を参考にする
ネットの口コミを見てみる。
ネットでは実際に働いている(働いていた)保育士の口コミが見られるので、気になる方は検索しては。ただ、嘘の情報も多くあるので踊らされないように注意しましょう。口コミは参考程度に留めておくのがベストです。
紹介会社を利用する
人材紹介会社は園の評判や雰囲気、園長先生の人柄など、保育士が把握しきれないことを熟知しているプロ。自分で探す自信のない方や、より自分にあった園を選びたい方、見学等の日程調節などに時間を使うことのできない忙しい方におすすめです。
>>面談を通して保育士さんの人柄や希望を知り、最適な保育園をご紹介します!
『株式会社ドゥプランニング』
番外編:人間関係が気になるならオープニング園・小規模園がおすすめって本当!?
人間関係を重視する人の中には、“関係が固定化していない”オープニング園や、“アットホームなイメージの”小規模園を希望される方がいらっしゃいますが、そうした園が必ずしもおすすめできるとはいえません。
オープニング園の場合、園見学等で職員の雰囲気や関係性などを知ることが難しいですし、小規模園だと職員数が少ないため一見すると馴染みやすそうですが、人数が少ないということはもし関係がこじれたりした場合に逃げ場がないというデメリットがあります。
もちろん、オープニング園で一から園をつくりあげたい、小規模園で子ども達と密に関わりたい、などの希望があれば良いのですが、「人間関係が良さそうだから」という理由のみで選択するのは危険です!
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