株式会社運営の保育園で働くメリット

保育士お役立ち情報
2015/03/06

多くの保育所の現場を見ている保育士のキャリアコンサルタントに聞いた、「株式会社園で働くメリット」をまとめました。

株式会社園のメリット1：女性の働きやすい環境改善がスピーディ

株式会社の良さは、事業ビジョンに対するサービスの質や業務の改善に向けた決断から行動までのスピード感が早いことです。
「質の高い保育サービス」を「より多くの児童に」提供する上で最重要課題である保育士の確保のために、様々な取り組みが今、各社で実施されています。

株式会社園の取組み1：給与・待遇面の改善が続々

給与の引き上げ

国や都の給与引き上げ施策が進む一方で、企業独自でも給与基準額のアップを図る企業が出てきています。

給与引き上げの動き

株式会社ソラスト
＞＞保育士給与を最大18%ベースアップ--初任給も業界トップ水準の20万円

株式会社JPホールディングス
＞＞保育士給与平均10％上げ

社宅・家賃補助など住宅支援

首都圏に施設のある企業では、高い家賃の負担を軽減するため、借り上げ制度や家賃補助などの制度を充実させています。

社宅・家賃補助制度の充実

ベネッセホールディングス
社宅：家賃負担月額3万円（入社～5年間）

株式会社サクセスアカデミー
社員寮：首都圏以外の求職者向け、家賃負担月額3万円初期費用なし
社員寮の場所は配属により決定されます。

長谷川ホールディングス
借り上げ社宅：世田谷区住居者のみ、指定の借り上げ社宅を家賃負担6割で利用可能
住宅手当：月額2万円支給

株式会社ネス・コーポレーション
社宅：首都圏在住者以外対象

株式会社ならではのライフイベント後も職場復帰しやすい仕組み

保育士が結婚・出産後も安心して職場復帰できる環境づくりや福利厚生面の充実に力を入れている園が増えています。

産休・育休制度の取得率、職場復帰率が高い

産休・育休制度の取得後の職場復帰率90％という園もあります。その背景には、運営施設が多い分、職場復帰のための人事配置の調整がしやすいという複数施設を運営する株式会社ならではのメリットがあります。
もし家庭の事情で引越しがあっても転勤の融通がきき、保育士として長く働くことが可能です。

業務効率化のノウハウがある

残業や持ち帰り仕事など保育士への負担は、家庭と仕事の両立を難しくするため、保育士不足を解消するために大きな課題と言えます。
その点、株式会社は業務の効率化を常に意識し、継続している組織で、ノウハウがあります。簡単な操作で書類が済むように、あるいは業務の分担など各施設の現場にも導入されています。

キャリアアップ支援で、長く働くビジョンを描きやすい

株式会社園ならではの、キャリアアップ制度を導入し、がんばった分だけ評価され、昇給、キャリアアップを目指せるような制度を導入している会社があります。

キャリアアップ制度の取り組み

株式会社サクセスアカデミー
研修が充実。キャリアパスイメージの提示も
職位や経験年数に応じた研修が充実しています。将来は園長を目指す道だけでなく、学童の指導員や、管理部門で園の立ち上げや経営に関わるなど、本人の適性ややりたいことに合わせ、成長をサポートする仕組みがあります。

株式会社ネス・コーポレーション
一人ひとりが目指すキャリアアップビジョンの実現を支援
本人連動型の評価制度を導入しており、賞与は個人評価と園からの評価によって決定します。目指す職種はマネージャー、施設長のほか、エリア担当保育士やスーパーバイザーなどがあります。

株式会社園のメリット2：第三者機関としての本部の存在

株式会社園は、複数の施設を運営しているケースが多く、その場合、保育士の人事・労務管理をする管理本部と、実際の保育業務を行う現場が別々の場所にあります。
施設数が増えるほど、「現場の実態を本部が認識していない」といった事態も予見されます。

しかし、本部スタッフが自ら積極的にこのようなギャップを防ぐ取り組みがみられるようになりました。

管理本部と現場が連携したこのような取り組みも。

株式会社グローバルキッズ
＞＞スタッフブログ
節分イベントでの本部スタッフによる体を張った全面協力ぶりを紹介。

本部と現場が連携することで、現場の狭い人間関係ではなかなか改善されない問題も、第三者として本部スタッフが入ってフォローを行うことで、「より良い職場環境づくり」「保育サービスの改善」が実現しているのですね。

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