アフタースクールの働き方や魅力とは?アフタースクールcommon社員さんへインタビュー!
- 保育インタビュー
- 2024/12/19
学生時代の担任の先生がきっかけで教員を目指し、大学では児童福祉を専攻。地域や児童養護施設のボランティアを通して、子どもたちに関わるとともに保護者の支援をする仕事をしたいと思うようになり、卒業後は都内の学童保育クラブに就職した太田さん。そんな太田さんがなぜ「アフタースクールcommon」で働くようになったのか? また、commonで提供しているサービスのこと、スタッフさんの働き方ややりがい、commonに通うお子様や保護者の方の様子などを伺いました。
「子どもの試行錯誤を応援する」というスタンスに魅力を感じて
――太田さんがcommonに入社されたきっかけは?
もともとは都内の公設民営の学童で働いていました。人手も厚いほうでしたし、活動の幅も広く、もちろん楽しい時間もありましたが、子どもたちが「怒られないためにやる」とか「(先生が)怖いからやる」ということがあり、それは子どものためではないのでは?と疑問をもつようになって、転職を決めました。
――それで転職を考えられたんですね。どうやってcommonを知ったんですか?
求人サイトを見て「学童」「子ども」などのワードで検索するうちにcommonを知り、ホームページを見て、その理念や、子どもたちの試行錯誤を応援するという点で、子どもたちに寄り添っていそうだなと感じました。当時はまだ子どもたちを募集する前で、入社後まもなく「お試しcommon」(1週間の体験期間)が始まるタイミングでした。
――実際に入社されていかがでしたか?
子どもたちは、のびのびしているなと思います。立ち上げ段階でしたから、スタッフのみなさんと一緒にいろいろ考えて、子どもたちが楽しめるように試行錯誤しています。
――そういう皆さんが集まっているんですね。1日のお仕事の流れは?
11時始業で、出勤したらまずメールチェックや、保護者の方とアプリでやり取りをしているので、その出欠連絡などを確認します。その後common timeのプログラムの準備をして、あっという間にお昼になります(笑)。午後からアルバイトさんが来るので、簡単な打ち合わせをして、プログラムのことや子どもたちのことで共有したいことを話します。
それから、小学校へお迎えに行き、帰ってきたら宿題を見て、おやつを食べて、commonタイム。そのあとは、自由活動と習い事やお迎えの送り出しと午後からはだいぶドタバタしています(笑)。
――夜は遅いんですか?
基本的には11時から20時までの勤務です。流山おおたかの森では、21時まで開いているお店も結構ありますし、ご飯を食べてからナイトシアターでちょっとお得に映画が見れます。夏休みには早番もあるので、そうすると16時半には上がれますし、会議がある日は少し始業が早くて10時から19時というときもあります。11時始業だと、お店はだいたい10時から開いているので、朝の時間を活用することもできます。私はスーパーで買い物、本屋さんに駆け込んでから出勤することもあります。
――福利厚生などはいかがですか?
交通費が支給されます。会社までの距離で決まってはいますが、住居手当も出ます。産休・育休は、現場のスタッフで取得した人はまだいませんが、バックオフィスでとられた人はいます。前もって相談すれば、ちゃんと休暇もとれます。私は昨年度に入籍したのですが、慶弔休暇で1週間お休みをとって、アメリカ旅行をしてきました。
いろいろな経験から、子どもたちの興味のきっかけを作れたら
――いいですね。話は戻って、common timeは約1時間で、担当が分かれていると伺いました。
はい。曜日ごとに担当が分かれていて、今私は月曜日と金曜日を担当しています。担当の日は、common timeが始まる前に、アルバイトさんに「今日はこんなことやるよ」と説明して一緒に子どもたちと活動します。担当日以外は、アルバイトさんと同様に子どもたちと一緒に活動に取り組みます。
――今学期のテーマは「宇宙」ですね。やっていることがすごい!
「宇宙」のキャリアはなかなか内容を考えるのが難しかったので、宇宙関係のお仕事をしている保護者の方や、そのお知り合いなどにもご協力いただいて、お仕事紹介のゲストスピーカーをお願いしました。多分、公設学童では考えられないことです。その後は、オリジナル星座を考えたり、宇宙食を食べたりして楽しみました。
――先生方にとっても貴重ですね。
その意味では、本当に私も経験を積ませていただいています。夏休み中はcommon timeがなく、1週間のワークショップをしています。ワークショップの案もスタッフで出し合い、いくつかある中からみんなで検討します。私は、ふと地域にある手話の団体さんのチラシが目に入って、手話をやりたいなと思って他のスタッフに相談しました。そうしたら、じゃあ手話をしながら歌をうたう、動画を録るというアドバイスをもらって「これで行けるね」と。
そんな風に、自分のやりたいことを相談しやすく、実現しやすい環境とスタッフが揃っています。子ども目線で、これならみんなで楽しくできるかなと考えて企画するので、大人の押し付けじゃないところがいいと思います。
――お子様たちはどんな様子ですか?
プログラムの内容や人それぞれによって変わりますが、楽しんできてくれているのかなと。やっぱり万人向けというのは難しいので、そこは割り切りながら…。私たちとしては、いろいろなことを経験してもらって、子どもたちが大人になった時、それが興味のきっかけになってくれたら嬉しいですね。
――興味のきっかけを作り、それが原体験になるんですね。発表会などもあるとか?
はい。例えば「防災・災害」のプログラムに取り組んでいた時は、駅前の広場でたまたま防災フェスがあったので、そこでお部屋を借りて、プログラムの途中経過を展示することができました。プログラムが一通り終わったら、保護者の方にお客様になっていただき、こういう実験をしたとか、これが楽しかったという感想などを披露しています。
――子どもたちのそんな姿を見られて、親御さんは嬉しいでしょうね。
そうですね。common timeの中でやったことを保護者の方にも体験してもらう機会を作ると、ご家族の弟さんや妹さんも楽しんでくれたりします。
あるお母様から伺った話では、common timeで「お祭り」がテーマだった時、月曜日のプログラムに、国旗の成り立ちを知ってオリジナル国旗を作ろうという回があったのですが、夏休みにお母様が自由研究で何を調べたいか聞いたら、その子が「国旗」と言ったそうです。「commonでやったからなんですね、腑に落ちました」と仰っていて、その時は興味のきっかけを作れたと思い、嬉しかったです。
――お子様の感想もリアルにわかりますね。
保護者の方たちは、お迎えの時にいろいろお話してくれますし、そうやって子どもたちの成長などを共有できるところはすごく魅力的だと思います。commonを理解してくださっている保護者の方が多いと感じています。
自分の良さをいかして、やりたいことに挑戦できる環境
――こんなスタッフさんと一緒に働きたいというイメージはありますか?
最初からすごく積極的にというのは難しいと思いますが、徐々にでも「こういうことをしてみたい」と自分の意見を言っていただける方がいいですね。私もがっちり固めた企画は出していなくて、こんなことがやりたいとなんとなくで言いますし(笑)。子どもたちのやりたいこと1つとっても、安全管理の問題などはありますが、やっぱりこちらが前向きに進めてあげないといけないので、そういうモチベーションを持ってきていただけると、とても嬉しいです。
個人的には、どうやったらそれができるかという方向性で一緒に考えていきたい。昨日出勤していたアルバイトさんも「大人が楽しい」と喜んでいました。
――いいですね!アルバイトさんもプログラムには参加するんですか?
はい、一緒にやる時もあります。水曜日と木曜日は4つのコーナーがあるので、そのうち1コーナーを担当していただきました。2人で1コマをもつときも、1人で1コマをもつときもあります。
工作ブースを任せて、作り方を子どもたちに教えて一緒に作って遊ぶこともあります。積極的なアルバイトさんだと「私はこういうものが作れるので、夏休みにやっていいですか?」と、子どもたちを集めて取り組んでくださる方もいます。ダンスを習っている方が女の子たちとダンス部を作っていたので、踊っている動画を撮って、「お祭り」プログラムの時に保護者の皆様に上映しました。
――自分はこれができると伝えられる環境もいいですよね。
そうですね。commonでは「いろいろな大人の背中を見せる」ことも大事なので、社員もアルバイトさんも、バックグラウンドはそれぞれ違いますが、それぞれの良いところ、得意なところを活かしていけたらと思っています。
代表空田氏のインタビューはこちら>>
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