保育園のお正月飾り 製作アイデアを紹介!
- 保育園行事
- 2023/12/11
保育園でお正月に飾る、お正月飾りの製作について紹介します。また、豆知識や作成手順、ポイントなども参考にしてみてください。
お正月飾りの意味、由来は?
年神様を迎えるための飾り
年末になるとお正月飾りがお店に並び始めて、町も年の瀬の雰囲気になっていきますね。では、なぜお正月に飾りをするのかご存じでしょうか。
実はお正月に飾られるお正月飾りには、それぞれ意味があります。
お正月は新しい年の始まりですが、昔から「年神様」と呼ばれる神様が、お正月に家々を訪れるとされてきました。門松、しめ縄、鏡餅などのお正月飾りは、その年神様を迎えるために飾られるものだそうです。
お正月飾りの豆知識を紹介
最近の家庭では、昔ながらのお正月飾りをする家はだんだん少なくなってきています。家庭で話題にすることも少ないかもしれません。なので、子どもたちにはこの機会に伝統文化に触れるという意味で、以下のような豆知識も紹介していけるとよいですね。
門松
門松は、新しい年に年神様がやってくる時の目印という意味があります。また、門松に使われている松は常緑針葉樹。冬でも活き活きとしているので、不老不死のシンボルという意味合いもあるようです。
しめ縄
しめ縄には「結界を張り巡らせる」という意味があります。家に、災厄などけがれているものが入らないようにしています。使用する橙(だいだい)は「代々繁栄する」という意味が込められているようです。
鏡餅
鏡餅には、年神様へのお供えものの意味があります。また、鏡餅には年神様が宿るので、鏡開きの時にみんなで分け合って食べると年神様からパワーをいただけるといわれています。
お正月飾りの製作アイデア
子どもたちとお正月飾りを製作する際のアイデアを二つ紹介します。
@しめ縄
材料
・クラフト紙(茶色の紙袋などでも可)
・新聞紙
・折り紙、和紙
・モールやビニールタイ
使うもの
・はさみ
・のり
・両面テープ
・セロハンテープ
・木工ボンド
作り方
1. クラフト紙を長方形(長さ:50〜60p)に切ります。
2. くるくる丸めて棒のようにしていきます。
3. 棒状のクラフト紙をねじって、縄のような感じにしていきます。
4. 両端を軽く結び、モールやビニールタイで結びます。縄の完成です。
5. 橙(だいだい)を作ります。新聞紙を丸めて、オレンジの折り紙でくるみ、セロハンテープで固定します。
6. 橙に、緑の折り紙で作った葉を貼り付けます。
7. 扇子を作ります。折り紙を小さく切ったものを二つ用意し、ジャバラに折ります。
8. ジャバラに折った二つを両面テープで貼り付けて一つに。広げると、扇子の完成。
9. 縄に橙と扇子を木工ボンドなどで貼り付けます。
ポイント
・子どもたちが折った折り紙などを貼っても、カラフルになりかわいいです。 ・乳児はねじるところが難しいので補助するなど、年齢によって関わりを変えていきましょう。 ・掲示物として、子どもたちの作品を並べても雰囲気が出ます。
A 鏡餅
材料
・新聞紙
・キッチンペーパー
・折り紙
使うもの
・はさみ
・セロハンテープ
作り方
1. 新聞紙を広げて半分に切ります。一枚は少し小さめに。
2. 新聞紙を丸めてキッチンペーパーでくるみ、セロハンテープで固定して餅を作ります。
3. 同様に、もう一つ餅を作ります。(上に乗せるほうなので、少し小さめに)
4. 橙(だいだい)を作ります。新聞紙を丸めて、オレンジの折り紙でくるみ、セロハンテープで固定します。
5. 橙に、緑の折り紙で作った葉を貼り付けます。
6. 餅を二つ重ね、一番上には橙を乗せてセロハンテープなどで固定します。
ポイント
・園で展示する際には、赤い紙を下に敷いたり、水引で飾ると、さらに雰囲気が出ます。
・幼児は全工程を行い、乳児は新聞紙を丸めるところなどにするなど、年齢によって関りを変えていきましょう。
まとめ
子どもたちとお正月飾りを製作しながら、お正月への期待を高めていきましょう。例えば、門松などは今の家庭ではあまり飾られなくなってきています。なので、昔ながらのお正月飾りに触れて伝統行事に興味を持つきっかけにしていけるとよいですね。
また、製作したお正月飾りは、年末に家庭に持ち帰り、お家での飾りつけを楽しんでもらうのもおすすめです。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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