育休取得率・復帰率共にほぼ100%!コンビウィズ株式会社の子育て支援
- 保育インタビュー
- 2022/11/16
コンビウィズ株式会社は、ベビー用品メーカー『コンビ』のグループ会社。「子どもにあったかい、もうひとつのおうち」をコンセプトに認可・認証保育園を運営しています。グループ全体で子育て支援を行っている同社では、職員向けの子育て支援も充実。育休取得率・復帰率共にほぼ100%の秘密をコンビウィズ株式会社の吉田さん、深貝さんにお伺いしました。
育児支援制度について
「産休育休制度」「時短勤務制度」がメイン
職員向け育児支援制度はどんなものがありますか?
職員向けの育児支援制度としましては、「産休育休制度」を主に用意しております。
育休終了後には、大多数の人が「時短勤務制度」を利用しています。最大2.5時間勤務時間を短縮し勤務出来るので、家庭の状況にあわせた働き方も可能です。
自社製品の社員割引もありまして、育児中の人以外にも、友人への贈答品として利用する社員もおります。
産休育休、時短勤務が「当たり前」の空気感
社風に甘えず、人員配置も本部が調整
育休取得率・復帰率共にほぼ100%とお伺いしました。取得率100%はよくお伺いしますが、復帰率もほぼ100%というのは珍しいなと感じました。何か秘密があるのでしょうか?
一言でいうと「社風」だと思います。「妊娠したら産休に入って、復帰後は時短勤務する」ということが「当たり前のこと」として、自然と定着しています。
私は新卒で入社し、弊社の保育園で保育士を経験した後、本部で採用業務を担当していますが現場や本社の何人もの先輩が産休に入るのを見てきており、「産休育休を取得することが通常の流れ」という感覚があります。
「当たり前」に受け入れる土台が出来ていらっしゃる。育休明けの働き方についてもう少し詳しく教えてください。
最大で-2.5時間の時短勤務をすることが出来ますので、家庭の状況にも考慮しつつシフトの調整をしていきます。一方、他の職員がフォローしている部分も多いので、職員間の負担が偏り過ぎないように時短勤務をする人にも協力してもらっています。
例えば月に1・2回は早番・遅番に入ってもらったり、「早番遅番は難しいが、土曜日であれば夫が休みなので月に1回ぐらいは入れます」と言ってくれる人もいます。このように、家庭の状況に応じて協力してもらっています。
園の状況とご家庭のいいラインを探っていらっしゃるのですね。
時短勤務をする人の分をパートさんで補うなど、職員間のバランス調整は、大変ですが努力をしているところです。
「子の看護休暇」も”当たり前”に取得できる雰囲気
子どもの体調不良時、有休とは別にお休みが取れる「子の看護休暇」
コンビウィズさんの求人票には「子の看護休暇」も記載されてます。「子の看護休暇」はお子様の体調不良や通院のために有給休暇とは別に取得できる休暇ですよね。実際の使用状況をお聞かせください。
子育て中の職員はほぼ利用していると思います。子どもの急な体調不良は致し方ないことですから園として「お互いさま」の精神で快く対応しております。
年に何日付与されるのでしょうか?
年に5日です。2人目になると5日増えて計10日。2人目以降は変わらず、最大10日となります。
復帰したばかりの0歳、1歳の子どもを持つ職員は特に使用している印象です。子どもの体質や家族の協力体制にもよるので、逆にほとんど取らない人もいます
制度があっても使えないという声も多いので、気兼ねなく使えるというのは心強いですね。
全社でも勤続年数が長い方が多い
勤続7〜10年の職員も多数
現在、園長先生が産休育休に入っている園もあるとのお話をお伺いしました。それでも園が問題なく運営できるというのは驚きました。
産休育休からの復帰者が多いだけでなく、勤続年数が長い職員が多いというのも園の運営を安心してお任せできる大きな要因だと思います。
勤続年数が長い職員が増えると、保護者の方からも安心していただけます。また、お互いが子育て中であることで理解しあえる点も多くなると、さらなる信頼関係構築に繋がるなと感じます。
全社でみても、7年以上、10年以上と長く勤務している職員が多いです。
本部と現場の空気感が合うようにしています
お話していて、本社の採用担当である吉田さんと深貝さんが各保育園の状況を細かく把握されている印象を受けました。
弊社が運営する保育園は全16施設。1施設1施設、状況を把握しています。本部と保育園のギャップが無いように尽力しております。
採用させていただいた方には配属園に伺ってお話をする機会を設けています。入社してすぐにも様子を伺うようにしております。
外部講師の方を呼ぶなど、園の要望を形にすることが多いとお伺いしました。
体操指導、英語、リトミックなど、外部講師を招いた取り組みは現場からの声をもとに行っています。外部講師の方の指導が保育士の刺激にもなり、保育の発展にも繋がっています。外部講師は園の地域性に合わせて個別に選定しています。
入社した後のギャップとして、「採用担当の方と現場で言っていることが違った」とおっしゃる保育士さんもいます。本部の方が現場の空気感を把握しているのは、保育士さんにとっても安心に繋がると感じました。
そう思っていただけたらとても嬉しいです。これからも現場の把握に努めたいと思います。
求める人物像は?
一緒に「もうひとつのおうち」をつくれる方
待機児童数も減り、保育園を取り巻く状況も変化しています。その中で、今どんな保育士さんを求めていますか?
待機児童が減少し、園児定員数も変わってきておりますが、弊社としての保育への思いは変わりません。
その中でも求める人物像としては、3つあります。 まず、「子どもと一緒にいると笑顔になれる」。次に「家族のようにあたたかく見守って、ともに子どもと先生みんなと成長できる方」。最後は「弊社のコンセプトに賛同いただける方」。
私たちのコンセプトは「子どもにあったかい、もうひとつのおうち」。本当にあったかいおうちを作りたいと、同じ思いを持っている方にご入社いただきたいと思っております。
保育方針に賛同されて、雰囲気や土台を守っていく、作り上げていくというところを大切にされているのですね。
弊社では、お預かりしているお子さまたちのことを一番に考えています。「子どもの最善の利益」を考えて園を運営する中で、一緒に働く職員のことも同じように大切にしていきたいと考えています。
「もうひとつのおうち」=子どもや先生にとって安心してもらえる一つの家族のような保育園を私たちは目指しております。私たちの理念に賛同してくださる方は、ぜひご応募お待ちしております。
産休育休、時短勤務。制度を当たり前に使える環境
これから長く働く上で気持ちよく働ける環境とはどんな環境でしょうか?子育てと保育士の仕事を両立する中で、職場のみんなが助けあう「当たり前」の空気感が育休からの復帰率の高さ、勤続年数の長さに繋がっていると感じました。
コンビウィズ株式会社では、2023年4月に向けた採用がスタートしています。勤務開始時期も相談可能です。興味を持った方は、お問い合わせください。
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