【保育園での夏祭り】行う目的・事例・準備などを紹介!
- 保育園行事
- 2022/07/05
保育園での行事「夏祭り」について、ねらい、事前準備、当日の出し物やアイデアなどを紹介します。
夏祭りを保育園で行うねらいは?
保育園の行事として、夏祭りを開催する園も多いと思います。子どもたちが楽しみにしている夏祭りは、日本の夏の風情を楽しむ行事です。子どもたちにとって、いい夏の思い出になりますね。
保育園で夏祭りを行うねらいは、主に以下の3つあげられます。
夏祭りを通して、夏の風物詩に親しむ
夏祭りは、今や家庭で体験することの少ないうちわ、風鈴、ちょうちんなどの伝統的な夏の風物詩に触れる機会にもなります。
保護者や友達と触れ合いながら、祭りを楽しむ
友だちと楽しい時間を過ごすこと、また保護者も参加なら、親子の触れ合いも夏祭りのねらいとなります。
友だちと一緒に夏祭りの準備をする
夏祭りのための壁面制作や手作りゲームなど、子どもたちが準備に関わる園も多いと思います。友達と協力し合うなどして製作に関わり、達成感を得ることもねらいとなります。
夏祭りの準備ですべきことは?
前年の内容確認、人気の出し物をチェック!
夏祭りは他の行事に比べても準備することは多いので、夏祭り担当になるとやるべきことはたくさんあります。まずすべきことは、前年の内容を確認することです。前年と被らないように注意して、更に毎年人気の出し物はチェックしておきましょう。
夏祭り当日までに準備・実施すること
・職員会議(日程など決定、前年の振り返り)
・企画内容確定(出し物、保護者の関わり等)
・役割分担
・クラスごとの動きの確認(子どもたちの関わり方)
・備品買い出し
・レンタル手配
・広報(保護者へのおたよりなど)
・前日準備(会場設営、音響テスト、リハーサルなど)
抑えるべきポイント
・保護者参加にするかどうかは、保護者の都合もあるので早めに決めましょう。
・備品のレンタルが必要な場合、早めに手配しないと繁忙期はなくなることがあります。
夏祭りの事例を紹介
夏祭りで盛り上がる出し物やゲームを紹介します。当日、子どもたちは浴衣を着るなどすると、夏祭り気分がさらに盛り上がりますね。
盆踊り
コロナ禍でしばらく中止になっていたので、子どもたちは盆踊りになじみがないかもしれません。なので、この機会に、夏祭りらしい盆踊りを楽しみたいですね。
盆踊りの曲ですが、子どもにもおなじみで、踊りやすいおすすめをご紹介します。
盆踊り例
しまじろうおんど!
踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭
アンパンマン音頭
エビカニクス音頭
おみこし
盆踊りと同様に、夏祭りの中止や規模縮小で子どもたちはおみこしを担ぐ経験ができていないと思います。なので、保育園の夏祭りでは、保育士の手作りおみこしを担がせてあげるのもいいですね。
保護者にとっても、子どもがおみこしを担ぐ様子は新鮮でとてもかわいいものです。
体験型のゲーム
夏祭りでは、保育室にいくつかのコーナーを作り、コーナー保育をすることが多いようです。
コーナーには、保育士がいろいろな出し物や出店をして子どもたちを待ちます。その中で、子どもたちに人気のあるものは、いつの時代も以下のような遊びとなっています。
ヨーヨー釣り
ビニールプールと、ネットで買えるヨーヨーのセットで、本格的なヨーヨー釣りのコーナーができます。ただ、乳児たちには難しいので、手づかみで取らせてあげてもいいですね。
ひもくじ
ひもの先に景品をつけて、子どもたちが引っ張るくじです。特に乳児では何度もやりたがる子も出てくるので、「一人一回まで」など決めておきましょう。
輪投げ
輪投げの輪は新聞紙を丸めて作れるので、製作の時間に子どもたちと一緒に作るのもいいですね。ピンはペットボトルなどを使用します。子どもの年齢によって、立つ位置を調整するなどして遊びます。
ボール入れ
ダンボールを使って、子どもたちの好きなキャラクターなどの顔を作り、口の部分に穴をあけます。そこに子どもたちがボールを投げ入れる遊びです。
ボーリング
ボーリングはどの年齢の子でも楽しめる遊びです。ピンにはペットボトルなどを装飾して用いるといいでしょう。
お化け屋敷
子どもたちの間で一番盛り上がるのが、お化け屋敷かもしれません。
やり方は色々ありますが、一部屋をお化け屋敷として、手作りのお化けや職員が脅かすなどするのが一般的です。
屋台ごっこ
お店屋さんごっこの要領で、屋台でおなじみのお店を子どもたちが開きます。幼児クラスの子たちがお店屋さんになるのがいいでしょう。
おめん、とうもろこし、わたあめなどを製作の時間に手作りします。それを乳児クラスの子たちや保護者をお客さんにして、屋台ごっこを楽しみます。
まとめ
保育園全体を使うことの多い夏祭りは、様々な室内遊びを楽しむことができます。そのため、夏祭りの遊びの中から定番遊びが生まれることもあります。
コロナ禍で地域の夏祭りができにくくなっている現在、保育園での夏祭りは貴重な機会です。子どもたちの記憶に残るような、楽しい夏祭りを工夫してみてください。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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