梅雨でも楽しめる!保育園遊び【絵本や製作、手遊び】を紹介!
- 保育園行事
- 2022/05/10
雨の続く梅雨の時期、室内で楽しめる活動を紹介します。
梅雨の時期におすすめの手遊び
雨が多いと外遊びができずに、室内で過ごすことが多くなります。
梅雨独特のじめじめした空気に、子どもの気持ちが沈みがちになるなんてことも。
そんな時は、手遊びで気分を盛り上げましょう。梅雨にぴったりの手遊びを紹介します。
@ 「かみなりどんがやってきた」
雷が鳴るような雨の日にぴったりの手遊びです。
今どきの子たちも「かみなりさまにおへそをとられる」という認識があるので、「とられたくない!」と盛り上がります。
「あたまかたひざぽん」などと似ている手遊びなので、おへそ、おひざ…など体の部位の呼び方を楽しく覚えられ、幼い子どもたちにもおすすめです。
<手遊びの流れ>
1. ♪かみなりどんが やってきた
人差し指を立て、片方ずつ頭の上に乗せる。
2. ♪ドンドコドン ドンドコドン
おなかの前で、太鼓をたたく真似をする。
3. ♪かくさーないとーとられるぞー
人差し指を立て、片方ずつ頭の上に乗せる。
4. ♪ドンドコドンドンドン
おなかの前で、太鼓をたたく真似をする。
5. ♪かーくーすーのーはー
胸の前で両手をぐるぐる回す。
6. ♪おへそ
おへそを両手で隠す。
・「♪おしり」「♪おむね」など、他の部位に変えて遊びます。
・「♪おくちとおへそ」「♪めとはなとみみ」など、複数にして難易度を上げていくのもいいでしょう。
A 「かたつむり」
「かたつむり」の歌に合わせて手遊びを楽しみましょう。活動の合間や気分転換などにちょうどよい手遊びです。
1. ♪でんでんむしむし かたつむり
頭の上に、両手で人差し指を立てる。
2. ♪おまえのあたまはどこにある
リズムに合わせて頭を軽くたたく。
3. ♪つのだせ やりだせ あたまだせ
頭の上から人差し指を飛び出させる。
4. ♪でんでんむしむし かたつむり
頭の上に、両手で人差し指を立てる。
5. ♪おまえのめだまはどこにある。
目を指さす。
6. ♪つのだせ やりだせ めだまだせ
頭の上から人差し指を飛び出させる。
・最後の「めだまだせ」で、両手でメガネをつくり、顔の前に「びよ〜ん」と飛び出させてもおもしろいです。
梅雨の製作あそびは、やっぱり「てるてるぼうず」!
雨の多い季節の定番は、てるてるぼうず作り。様々な作り方がありますが、今回はビニール袋を使った手軽な作り方を紹介します。
・てるてるぼうず
◆材料
・ビニール袋
・折り紙か花紙
・丸シールなど
・毛糸かモール
・リボンかすずらんテープ
◆使うもの
・はさみ
・セロハンテープ
◆作り方
1. 花紙や折り紙をくしゃくしゃに丸める。
2. くしゃくしゃにした花紙・折り紙を、ビニール袋に入れる。
3. 首にリボンやすずらんテープを結ぶ。
4. 目玉や口に丸シールを貼る。
5. 丸シールなどで飾り付けをする。
6. 吊るすために、毛糸やモールなどを張り付ける。
◆ポイント
・ヒモで吊るして装飾にも使えます。
・中に入れるものはティッシュにしても、シンプルでかわいいです。
梅雨の時期だからこそ楽しみたい絵本
雨にちなんだ絵本はたくさんありますが、梅雨にこそ実感を持って楽しめますね。
学齢別のおすすめ「雨」絵本を紹介します。
1・2歳児
「おさんぽおさんぽ」
雨上がりに長靴を履いて、いろいろなものに出会う様子を描いています。
実際に雨が上がった後、お散歩に出かけるなんてシチュエーションに読むのもいいですね。
著者:広野 多珂子
出版社:福音館書店
「ぞうくんのあめふりさんぽ」
今日は雨降り。それでもぞうくんはごきげん。かばくんと一緒にお池の中を散歩します。
人気絵本「ぞうくんのさんぽ」の36年ぶりの続編。意外な展開に笑いが起きること請け合いです。
著者:なかの ひろたか
出版社:福音館書店
3・4歳児
「あめふり ―ばばばあちゃんのおはなし」
毎日雨が降り続くのに怒ったばばばあちゃん、暖炉やストーブに薪を沢山くべて、こしょうやとうがらしを入りのからいからい煙を作ります。空では、かみなりたちがたまらず「ハックショーン」。
おなじみのばばばあちゃんシリーズ。この本も、やりすぎのばばばあちゃんが面白くて読み聞かせにぴったりです。
著者:さとう わきこ
出版社:福音館書店
「ふってきました」
空からふってきたものは、いったい何?
意外なものが降ってきても、淡々と進むお話がおもしろい、思わず笑顔になる絵本です。
著者:もとした いづみ/石井 聖岳
出版社:講談社
5・6歳児
「おじさんのかさ」
りっぱなかさがぬれるのがいやで、かさをさそうとしないおじさん。ある雨の日、子どもたちの歌をきいたおじさんは、はじめてかさを広げてみました。すると……。
定番の絵本ですが、読み聞かせをすると、皆真剣に聞いていました。
著者:佐野 洋子
出版社:講談社
「バムとケロのにちようび」
バムとケロがいっしょなら退屈な日常もたのしいことばかり。
人気絵本シリーズの第一作。飽きさせない展開で楽しめます。細かいところまで工夫された絵をじっくり見るのも楽しみの一つです。
著者:島田ゆか
出版社:文溪堂
まとめ
雨の多い時期は、外に出られずにストレスがたまることもあります。
ただ、保育士が浮かない顔をしていると、子どもたちにも伝わってしまうもの。
なので、保育士がまずは気持ちを切り替えて、室内でしかできない楽しみを見つけることをおすすめします。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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