【こどもの日】保育園での出し物・遊びのアイデアなどを紹介!
- 保育園行事
- 2022/04/15
こどもの日を保育園での活動にどう取り入れたらいいのか、アイデアを紹介します。
こどもの日はなぜ5月5日なの?由来は?
まず、最初に、こどもの日はなぜ5月5日なのでしょうか。普段、疑問に思うことはない問題ですが、保育士であれば知っておいた方がいいかもしれません。
こどもの日が5月5日である理由について
実は「こどもの日」自体は、世界の国々にあります。その起源は、1954年に国連が定めた「世界こどもの日」(11月20日)。世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として制定されました。
日本では、もともと5月5日は「端午の節句」で、男の子の健やかな成長をお祝いする日でした。「こどもの日」を日本でも決めることになり、3月3日(桃の節句)、4月1日、5月5日(端午の節句)、11月15日(七五三)などの候補の中、「春から初夏にかけての時期を選びたい」との意見もあり、5月5日に決まりました。
以上のような流れから、男子のお祝いの日だった5月5日が、子どもたちみんなをお祝いする「こどもの日」になったそうです。
こどもの日の行事、出し物は?
保育園では、こどもの日をどのように取り入れるとよいでしょうか。こどもの日は端午の節句にあたり、日本の伝統行事に触れる機会でもあります。
最近では、こいのぼりを揚げる家も減っているなど、子どもが伝統行事らしい体験をできるのが保育園だけという家庭も増えています。
なので、園でのこどもの日は、伝統行事である意味合いも考えて、企画していくといいでしょう。
こどもの日の行事、出し物のアイデアを紹介します。
こいのぼり、兜を飾る!
子どもたちといっしょにこいのぼりや兜を飾るのも、こどもの日の良い導入になります。こいのぼりであれば、自分たちが揚げたこいのぼりが空で泳いでいる様子は、忘れられない思い出になります。
私の勤めていた園では、近所の方からいただいた兜の飾りを、園の目立つ場所に飾っていました。
年中、年長の子たちにも手伝ってもらいながら、兜を飾っていると、今年もこの季節が来たんだなぁという気持ちが高まってきたものです。
こどもの日にまつわるお話をする!
こどもの日について、保育士から話を聞く時間を取るといいでしょう。話の内容は、端午の節句について、こいのぼりや兜を飾ることの意味、しょうぶ湯に入ることなどです。
例えば、こいのぼりについては、鯉は流れの強い川でも元気に泳ぎ、滝をものぼってしまう魚だということ、そんな鯉のように、子どもの元気な成長をお願いする意味が込められているなどです。
ただ話すのではなく、年齢に合わせたアプローチをしていきましょう。
乳児の子たちには紙芝居形式や寸劇にするなどしてわかりやすく、幼児クラスの子たちはクイズ形式にすると盛り上がります。
行事の歌を歌う!
保育士のピアノに合わせて、「こいのぼり」などを歌います。青空の下で、実際にこいのぼりを見ながら歌うのもいいでしょう。
製作をする!
こどもの日ならではの製作あそびを楽しむのもおすすめです。乳児クラスであれば、保育士が画用紙で作ったこいのぼりに色塗りやシール貼りをして楽しむなど、簡単に楽しめるものがいいでしょう。
幼児クラスであれば、兜を折り紙で折る、こいのぼりや兜の工作など、色々な素材を使って、工夫してみましょう。
こどもの日にはこんな遊びをしてみよう!
こどもの日に楽しめる外遊びや室内遊びのアイデアを紹介します。
こいのぼりをつくって外遊び!
こどもの日の頃は、五月晴れの名の通り、外遊びにもってこいの季節です。外遊びで楽しめるものをつくり、外に持っていきましょう。
例えば、ビニール袋や傘袋で作ったこいのぼりを公園に持っていき、こいのぼりがしぼまないようにして、思い切り走り回って遊びます。それを使ってリレーをするのも盛り上がります。また、こいのぼりでおなじみの風車を作って回すのを楽しんだりと、様々な遊びが考えられます。
こどもの日クイズ!
こどもの日の知識をクイズにして、楽しみましょう。子どもたちは家に帰って、保護者に得意げに話したりするかもしれません。
例えば、以下のようなものが考えられます。
クイズ内容の例:
1.こどもの日は何月何日?
2.こどもの日は○○の節句。
3.こどもの日に食べるのは何餅?
4.こどもの日に空を泳いでいる魚は?
5.一番上のこいのぼりは何色?
6. こいのぼりの大きい真鯉はお父さん、では、小さい緋鯉は?
7. こどもの日に、お風呂に入れる葉っぱは?
注意したい点ですが、答えを挙手性にすると、いつも同じ子たちが答えがちです。三択問題にすると、すべての子たちが参加できるので、そちらがおすすめです。
まとめ
こどもの日は、新年度が始まって少ししてからおこなう行事です。クラスがまだ落ち着いていないことも多い時期、楽しみながら、クラスの一体感が感じられるような行事にしていけるといいですね。
こいのぼりや兜などは家庭にないことも多いので、もし本物が手に入るようであれば、子どもたちに見せてあげると、よい機会にもなります。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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