【保育園での節分】おすすめの製作物・あそびは?
- 保育園行事
- 2022/12/26
節分にちなんだ製作あそび、室内遊びについて紹介します。保育園ならではの節分を楽しんでください。
節分について知っておこう!
子どもたちになじみのある「鬼」が登場し、豆まきも楽しい行事の節分。節分は昔ながらの伝統にもふれる良い機会です。そんな節分については、保育士の間でもそもそも節分とは何なのか、意外と知られていません。
子どもたちから「節分って何?」「どうして豆をまくの?」など聞かれたことはありませんか。
保育士であれば知っておきたい、節分の豆知識を紹介します。
そもそも節分とは
節分とは、その言葉の通り「季節の分かれ目」を指します。昔は、季節ごとに年4回ありましたが、現在では2月3日のみ「節分」と呼ばれています。あまり知られていませんが、節分は立春の前日にあたります。
立春とは、春が始まる日のこと。つまり、節分は冬の終わりの日なので、翌日からは暦の上では春となります。
季節の変わり目に邪気や悪いものを落として、幸運を呼び込むためにおこなう行事が節分なのです。
どうして豆をまくの?
節分での豆まきは、中国から伝わった「鬼を追い払う風習」がルーツです。豆をまくことには、病気や災いを払うという意味があります。
豆まきに使われる大豆には「穀物の霊」が宿っているので、鬼が恐れるといわれています。
「福はうち!鬼はそと!」と大きな声で豆をまき、悪いもの(鬼)を追い払い、良いもの(福)を呼び込みます。
関連記事:節分のねらい、指導案の書き方を紹介!
節分を盛り上げる製作あそびを紹介!
豆まきでも使えて、掲示もできる製作あそびについて紹介します。
1.鬼のお面(紙皿)
材料
・紙皿
・折り紙か画用紙
・毛糸かモール
・厚紙
・輪ゴム
使うもの
・はさみ
・両面テープ
・セロハンテープ
・マーカー
・クレヨン
作り方
1、折り紙を切って、鼻やキバを用意する。
2、紙皿の上から5cm位を切り落とす。
3、紙皿に折り紙か画用紙を貼って、色のついたお面にする。
4、紙皿の切れ端でツノを作り、マーカー、クレヨンなどで色を塗る。
5、紙皿に両面テープで毛糸かモールを貼り、髪の毛にする。
6、紙皿の上部にセロハンテープでツノを貼る。
7、マーカーで目や口を描くなどして、鼻やキバを貼り、鬼の顔を作る。
8、(お面としてかぶるのであれば、バンドを作る。)
細長く切った画用紙の両端を折り、そこに輪ゴムを通してセロハンテープでとめ、バンドにする。それをお面に張り付ける。
ポイント
・お面は、ちぎり絵をしたり、絵の具で塗ったりしてもかわいいです。
・目をくりぬいて、かぶって遊べるようにもできます。
豆まきの升(紙コップ)
材料
・紙コップ
・折り紙
・厚紙
使うもの
・はさみ
・のり
・セロハンテープ
・クレヨン
・ホッチキス
作り方
1、折り紙を切って、目玉、まゆげ、鼻、キバ(金か銀だと雰囲気が出る)などを用意する。
2、厚紙を切って、クレヨンで色を塗るなどしてツノを用意する。
3、折り紙を細かくちぎる。紙コップのまわりにのりで貼っていく。
4、ツノを紙コップのふちにセロハンテープなどで貼る。
5、折り紙をくるくる巻いていき、最後にセロハンテープでとめて持ち手を作る。
6、持ち手を、紙コップにホチキスなどでとめる。
7、目玉、まゆげ、鼻、キバなどをのりで貼る。
ポイント
・豆まきの升として使用できます。
・色付きの紙コップであれば、折り紙を貼る工程は不要になります。
節分に楽しむ室内遊びを紹介!
節分の主なイベントは「豆まき」という園も多いと思います。家庭では思い切りできないことも多い豆まき。保育園での大人数での豆まきは、記憶に残る楽しい体験となります。
更に、豆まきには「鬼」が欠かせません。
子どもにとっては、恐ろしくも楽しみな鬼の登場。誰にやってもらうのか、登場はどのようにするのか、職員で話し合って作戦を練りましょう。
ここでは、豆まきと合わせて楽しめる、節分ならではの室内遊びについて紹介します。
鬼の的当てゲーム
鬼に向かって豆をまくのが、節分の醍醐味です。ただ、怖がってしまうなどして思うように鬼にぶつけられない子も出てきます。
鬼の形の的を作って、皆で豆をぶつけるのも楽しい趣向です。その場合、保育士は的を持って逃げ回るなどすると盛り上がります。
幼い子向け
鬼が大好きな食べ物はなーんだ?
答え:おにぎり
鬼は外!福は?
答え:うち
年上の子向け
鬼の履いているパンツは何の毛皮?
答え:虎
豆まきでまく豆は何?
答え:大豆
手遊び「鬼のパンツ」
節分の定番ソング「鬼のパンツ」。みんなで歌って踊るのに最適です。
ちなみに、一度聴いたら忘れられないこの曲、イタリアの歌曲である「フニクリ・フニクラ」をベースに作られたそうです。元は登山電車「フニコラーレ」のコマーシャルソングだったとのことで、原曲は鬼のパンツとは何も関係のない歌詞です。
動画
まとめ
私の勤めていた園では、節分では保育士たちによる寸劇を行っていました。鬼にちなんだ内容で、「桃太郎」などをするのですが、いつもの先生たちが役を演ずる珍しさと鬼の登場するシーンの迫力で、子どもたちも盛り上がっていました。保育士にとっても楽しい時間でした。
節分というシチュエーションを活かして、思い出に残る節分を企画してください。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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