保育士の服装選びの大切さ・ポイントは?身だしなみ(髪型・ネイルなど)も解説!
- 保育士お役立ち情報
- 2022/12/02
保育士の服装、髪型、ネイルなど身だしなみについてのポイントを紹介します。
保育士の服装選びはなぜ大切か?
「子どものお手本、保護者からの信頼感」などにも影響
保育士であれば、服装選びにも気をつけたいですね。なぜなら、保育士の服装は自分一人の問題ではなく、子どもや保護者など、周りに影響を与えているからです。
保育士の身なりがきちんとしていると、以下のような効果があります。
・保護者に対して、良いイメージを与えることができる
・子どもに対して、お手本になることができる
服装がきちんとしていることで、保護者からの信頼感を得ることができます。子どもたちへの影響も考えて、毎日きちんとした身なりを心がけましょう。
服装を選ぶ際のポイントは?
機能性や着心地の良さ、清潔感ある服装が理想
保育士が服装を選ぶ際に大切にしたいポイントを紹介します。
1.動きやすい
2.汚れてもいい
3.通気性が優れている
4.清潔感があり、派手すぎない
子どもたちと一緒に体を動かすことの多い保育士にとって、機能性や着心地の良さを重視した清潔感のある服装が理想です。
保育士の服装でNGなのは?
子どもにとって危険な服装
保育士の服装で一般的に避けた方が良いNGなものは、「子どもにとって危険な服装」です。意外と知られていませんが、パーカーが禁止されている園もあるようです。パーカーはフードやひもを子どもが引っ張ったり、公園などで遊具に引っ掛かりやすいためです。
このあたりは、一度、園の規定を確認してみてください。
また、ビーズ、ラメなどのついた服は、子どもに引っ掛かることがあるので基本的にNGです。
行事や研修の時の服装は?
行事や研修に参加する場合の服装について、それぞれで紹介します。
入園式・卒園式
入園式や卒園式はフォーマルな場なので、スーツの着用が基本となります。ただ、園によって異なる場合もあるので、詳しくは主任や園長に確認しましょう。
保育参観
保育参観の趣旨は、いつもの保育の様子を保護者に見ていただくことです。なので、普段通りの仕事着を着用しましょう。
研修
研修に参加する際の服装は研修の内容によります。座学形式の研修ならスーツ、身体を動かす研修の場合はジャージなどを選びましょう。
季節ごとの服装は?
季節ごとのおすすめの服装について、それぞれ紹介します。
春の服装
気候の安定しない春は、温度調整しやすい服装にしましょう。外に出る時のために羽織れるものを用意しておくのがおすすめです。
夏の服装
熱中症のリスクもあるので、通気性に優れた服装がいいでしょう。屋外での日差し対策として帽子は必須です。
秋の服装
秋は一日の中での寒暖差が大きいので、春と同じよう温度調節しやすい服装にしましょう。上着は少し厚めのものも用意しておくとよいでしょう。
冬の服装
冬だからといって厚着をしていくと、保育室内では暑すぎることがあります。冬は室内外の温度差が大きいので、着脱しやすい服装がベストです。屋外に行く際には、ダウンを着るなど十分な寒さ対策をしていきましょう。
保育士は職業柄、屋内や屋外を行き来します。季節に合わせることはもちろん、室内外の気温差も意識した服装を選びましょう。
保育士の服装はどこで購入する?
シンプルで機能的、リーズナブルな商品が揃う店舗
保育士の仕事着は日々汚れるため、予備は多めに用意する必要があります。そのため、あまり高くなく、程よい値段のものが選択肢になってきます。
そうした理由から保育士に人気の購入先は、ユニクロ、GAP、g.u、しまむら、無印良品などです。シンプルで機能的、更に、リーズナブルな商品を販売するお店が選ばれています。
特にユニクロは、夏に最適のエアリズム、冬に暖かいヒートテックなど高機能な服・インナーが安価に手に入るので重宝されています。
また、しまむらでは保育士の必需品であるキャラクターエプロンも購入できます。
保育士にふさわしい髪型は?
清潔感があり、仕事中に邪魔にならない髪型
最近は、比較的ゆるくなってきたとはいえ、保育士の髪型は完全に自由というわけにいきません。保育士にとっての理想の髪型のポイントは以下になります。
・清潔感がある髪型
・崩れにくく、仕事中に邪魔にならない髪型
・保護者にも印象が良い髪型
そのためには、具体的には以下のようにするとよいでしょう。
・表情が子どもに見えるように、前髪はすっきりさせる
・シンプルなヘアゴムでしっかりまとめる
・まとめた毛先が人に当たらないようにする
ふさわしくない髪型について
逆に、保育士にふさわしくない髪型は、前髪が長い髪型、毛先が当たりやすい髪型などになります。また、ヘアピンやアクセサリーを使った髪型も注意が必要です。
ヘアピンは子どもに引っ掛かってけがをさせる可能性がないとは言えません。アクセサリーは取れて、床に落ちる可能性があります。
保育士の髪色は?
一般的には、黒髪や落ち着いた茶色など
保育士の髪色には、特に規定がないことも多いようです。
とはいえ、派手なカラーリングは保護者や子どもたちへの影響を考えるとNGです。
一般には、黒髪や落ち着いた茶色などナチュラルなものが選ばれています。
例えば、通常の職場の髪色の目安はだいたい「8〜9トーンあたり」と言われています。
そうしたことも参考に、周りの保育士の髪色を見ながら、髪色を決めるのがおすすめです。
保育士はネイルOK?
ほとんどの保育園でネイルはNG
ほとんどの保育園で、ネイルはNGになっているようです。就業規則に書いていない場合でも実際禁止していることが多いので、確認しましょう。
ネイルNGな理由例
・ネイルなど爪のおしゃれは長い爪になりがち
爪が長いと子どもたちを傷つける可能性があり、爪の間にバイ菌が入りやすいなど衛生的にもNGです。
・保護者の印象が良くない
ネイルなどのおしゃれは目立つので、保護者に浮ついた印象を与えてしまう可能性があります。きちんと仕事をしているのに、マイナス評価になってはもったいないですね。
・子どものアレルギー反応に影響する可能性あり
ジェルネイルやマニキュアには、多くの化学物質が使用されています。多くの場合は問題ないのですが、子どものアレルギー反応に影響するケースも考えられます。
まとめ
社会人であれば、どの業界にも身だしなみのガイドラインはあります。保育士の場合は、小さな子どもを相手にし、なおかつ保護者との信頼関係が重要な職業なので、「清潔・安全・動きやすさ」を重視した身だしなみが基本です。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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