あなたに合ったストレスケアの方法は?
- 保育士お役立ち情報
- 2021/05/21
ストレスをためないためには、こまめに解消することが大切。
でも、
「自粛生活で、いつものストレス解消方法ができなくなった」
「もっとスッキリする方法を知りたい」
という人もいるかもしれませんね。
どのようなストレスケアがあなたに合っているのか、簡単なチェックをしてみましょう。
いかがでしたか?この結果は、あなたが効果を実感しやすいストレスケアの方法です。それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
<Aアクティブタイプ>
あなたにおすすめのストレスケアは、運動で心身をリフレッシュさせる方法。身体を動かすことで、ストレスの緩和やリラックス効果のあるホルモン(セロトニン、エンドルフィン)の分泌が活発になります。
例えば、ジョギング、スイミング、サイクリング、エアロビクスなどの有酸素運動が効果的。外出自粛中でも、周囲と距離を取れば行うことができます。
最近身体を動かせていない人は、軽めのウォーキングから始めてみましょう。軽い運動でもホルモンは分泌されるので、自分にとって日常的に取り入れやすく続けやすい運動を見つけてくださいね。
<Bメンテナンスタイプ>
あなたにおすすめのストレスケアは、心身を整える方法。こころと体は影響しあっていますから、身体が整うと、こころも整っていきます。
例えば、ストレッチ、ヨガ、マッサージ、アロマテラピー、睡眠をしっかりとる、規則正しい生活をする、栄養バランスの良い食事をとることなどが効果的。おうち時間を充実させてみてください。身体が疲れていると、傷つきやすくなったり、感情的になりやすかったりします。休息がとれていれば、同じ事が起こってもダメージを感じにくくなりますし、状況を冷静に捉えることができ、解決法が見えてくることもありますよ。
<C現実逃避タイプ>
あなたにおすすめのストレスケアは、一度、つらい現実と距離をおく方法。強すぎるストレスを乗り越えるには、こころにゆとりが必要です。問題に取り組む力を回復させるためにも、時には今抱えている問題を忘れられるような活動をしてみましょう。
例えば、ゲーム、料理、ハンドメイド、音楽鑑賞など。その際、手作業のある活動や、現実と大きくかけ離れた作品に触れられると、没頭しやすく、悩みが頭に浮かんでこなくて済みますよ。一日のうちに短時間、そういった時間が取れるようにしてみましょう。ただし、依存には気を付けてくださいね。
<D問題解決タイプ>
あなたにおすすめのストレスケアは、ストレスの原因となっている問題を解決しようとする方法。解決に向かう行動をとることで、気持ちが落ち着いていき、ストレスを減らしていくことができるでしょう。
例えば、足りない知識やスキルを身に着ける、人に相談する、誰かに手伝ってもらうなどし
てみましょう。直接人に会うのは難しいですが、オンラインカウンセリングなども活用してみてください。
ただ、どんな方法をとっても解決しない問題も時には起こります。そういった場合は、多少のストレスは抱えながらやり過ごせるように、問題解決以外の息抜きになるようなストレス解消法も取り入れるようにしてみましょう。
<E感情表現タイプ>
あなたにおすすめのストレスケアは、感情を何か他の形であらわす方法。ネガティブな感情は多くの人がこころの中に閉じ込めがちですが、それを続けていると、ストレスとして溜まっていきます。安全な場所やタイミングを選んで、適切な形で表現してみましょう。
例えば、絵を描く、歌う、ダンスする、感情を紙に書き出すなどしてみましょう。その際は、「上手にやろうとしない」で、自分の思うままに自由にやってみるのが大切です。素のままの自分の感情を表現することで、ストレス解消になりますよ。
ストレス解消方法は複数持っておく
あなたに合うストレスケアはどのタイプでしたか?
どの方法もストレス解消には効果的ですが、できれば、いくつか方法を持っておくことをおすすめします。
と言うのも、一つの方法に絞ってしまうと、現在のコロナ禍のように、いつもの方法が使えない時に、行き詰ってしまうことがあるからです。
最近もやっと緩和されてきたと思ったら感染者数が再び増え、緊急事態宣言やまん防が出たことで、ジムなどの施設の利用や、プライベートで参加している集まりがしづらくなったり、イベントごとが中止になってしまったりと、とてもつらい思いをされているかと思います。ですから、今まで使ったことがないストレスケアを試してみるのも良い方法です。
また、休憩にお茶を飲む、ちょっといいおやつを買う、少し寄り道して帰るなど、日常的にできるプチストレス解消方法も持っておくと良いでしょう。
暴飲暴食、お酒の飲みすぎはNG!
よく、ストレスが溜まるとたくさん食べたり、飲んだりして解消しようという人がいます。
ちょっとしたデザートを付けたり、いつもより良いものを食べたり、美味しいお酒を飲んだり…ということであればストレス解消には効果的ですが、暴飲暴食や飲み過ぎになってしまっては、かえって逆効果です。
まず身体面が不健康になり、次に、そういった行動をしてしまう自分を責めてメンタル面も不調になり、悪循環に陥ってしまいます。
毎日のように寝酒している、食べ過ぎてしまうという方は要注意です!少しずつで良いので、回数や量を減らすようにしてみましょう。
もしもコントロールできないという場合は、依存症に近い状態にある可能性も…。心配な方は、精神科やメンタルクリニックなどに相談してみてくださいね。
ストレスケアは大切だけど…
まず休養を取ることが大切な場合も
ストレス解消は大切なのですが、疲れすぎているときは、「何かしてストレスを解消しないと!」と焦るよりも、まず休養を取ることが大切です。
無理にストレス解消をしようとすると、そのこと自体がまたストレスになったり、気分は解消されても身体に疲れが残ったりしてしまいます。
まず休憩して、それから、できそうなこと、気が向くことから取り組むようにしてみてください。
ストレスの少ない環境を選ぶのも一つの方法
もしもあなたのストレスの元が職場にあるなら、環境を変えることを検討することも大切です。色々自分で努力してみても難しいという場合は、考えてみてください。
同じ保育士の仕事でも、あなたに合う園で働くことができれば、ストレスがたまりにくく、心身ともに健康に働くことができます。是非、保育士.netのコーティネーターにもご相談ください。
≪心理カウンセラープロフィール≫
松本 いずみ
公認心理師。明治学院大学大学院心理学専攻修士課程修了。ストレスチェック実施者研修修了。スクールカウンセラーとして都内中高で12年間従事するかたわら、メンタルヘルスサイトにて一般向けに心理学コラムの執筆とメールカウンセリングを担当。プライベートでは0歳と7歳の2児の母。最近は「あつまれどうぶつの森」を家族で楽しんでいます。
参考:
医療法人社団 平成医会
運動がメンタルヘルスに与える影響
https://heisei-ikai.or.jp/column/exercise-mental-health/
\このページをシェアする/