今年こそ目標を達成してみませんか?
- 保育士お役立ち情報
- 2021/01/06
新しい一年が始まりました。
せっかくなので、何か今年の目標を決めてみませんか?
もちろん、今年中でなくても、もっと先の目標でも構いません。
今回は目標を達成するためのコツについてお伝えしていきます。
あなたにとって大切なことを目標にしてみましょう
例えば…
・ピアノで、季節のうたを8曲、弾けるようになる
・給料UPを目指す
・違う園に転職する
など、仕事に関することでも良いですし、
・一人暮らしを始める
・恋人、結婚相手を探す
・貯金する
・一年間、健康で過ごす
など、プライベートなことでも良いでしょう。
何か、あなたがしてみたいこと、望むことがないか、想像してみてください。
あなたにとって大切なことなら、何を選んでも構いません。
さぁ、何か見つかりましたか?
あなた以外にも喜ぶ人の顔を思い浮かべてみましょう
自分にとって大切な目標が見つかったら、次に、そのことが達成した時、喜びそうな人を思い浮かべてみてください。
先ほどの例で言えば…
・ピアノで、季節のうたを8曲、弾けるようになる
→歌える曲が増えて、園児が喜ぶ。ピアノが得意な同僚の仕事を分担できる。
・給料UPを目指す
→経済的に余裕ができ、家族が喜ぶ。大切な人にプレゼントを贈ったり、ごちそうしたりすることができる。
…と言うように考えてみると良いでしょう。
自分だけに得がある場合よりも、達成するぞ!という意気込みが出てきたのではないでしょうか?「できなくても別にいいや…」と、あきらめることも減りますよ。
目標を段階別に分けましょう
では、実際に目標を達成するための方法を見ていきましょう。
目標が決まったら、紙とペンを用意してください。
(1)まず、最終的な目標(大目標)を立てましょう
一本横線を引き、左端に現在、右端に叶えたい目標を書いてみてください。
例えば…
このようになりますね。
達成が難しそうだなと思っても、大丈夫です。実は、難易度がある程度高い方が、達成できる可能性は高まります。
ただし、本人が納得している場合に限ります。やってしまいがちなのは、親や上司などの希望をそのまま設定すること。それでは、取り組むハードルがぐっと上がってしまいますので、気を付けてくださいね。
(2)中目標を立てましょう
次に、先ほど決めた最終的な目標(大目標)の中間地点、あるいは、何段階かの途中の目標を立ててみましょう。
例えば…
このように分けていくと、達成するにはどのようなことが必要か少しずつ明確になっていきます。
いきなり8曲全部取り組むよりも、まず、半分、更に半分…と分けていくと、少しずつできそうな気持ちが増してきますよね。
(3)小目標を立てましょう
続いて、さらに細かく目標を立てていきます。
ただ、上記のように、細かくするだけでは、具体性が低く、達成への道のりはまだ遠そうです。
そこで、更に、次のように細かく段階を分けてみましょう。
小目標は毎日の習慣にできるような簡単に達成できること、できる可能性が高いことにするのがお勧めです。そして、なるべく具体的な行動レベルで書いてみましょう。
例えば、「曲を決める」のは、すでに達成しているかもしれませんし、一度決めればその先の苦労はありませんよね。
また、「毎日電子ピアノの電源を入れる」くらいなら、ほぼ毎日、できそうな気がしませんか?この場合、何分練習したかや、上達度は問わないこと。実際に鍵盤に触れなくても良いのです。でも、きっと実際は、電源を入れたら、「少しくらい弾いてみようかな」と、やる気のスイッチも入ってくることでしょう。それでも、一週間程度は、まだやり過ぎないことが大切ですよ。やり足りない方が続けられます。
ただ、電源をいれることも難しい…という場合は、どうすれば電源を入れる段階まで自分を持っていけるのか、更に細かく考えてみましょう。
このように、達成するには、何をすればいいのかを整理し、実際に取り組めるレベルまでハードルを下げてあげることが大切です。
よく考えると、園児さんたちに発表会のダンスやお歌を教える時に似ていますよね。「これくらいなら、今の自分にもできそう」というレベルのものを、楽しみながらやり始めてみましょう。
最終目標は大きく、やり始めは簡単で楽しくがポイントです!
書くことの大切さ
先ほどの大中小の目標設定ですが、頭の中でなんとなく予定を立てているという人もいるとは思います。しかし、それですと、少し達成の可能性が下がってしまいます。
「やらなくちゃいけないとは思っているんだけど…」と思いつつ、何も始められていない状態が続いてしまっていませんか?
実は、「書く」ということも、とても重要なのです。
なぜかというと、「書く」ことにより、ネガティブな感情に流されず、客観的に目標を確認できるからです。
更に、目につく場所に貼るなど、繰り返し目に入るようにしておくと、目標というポジティブな言葉の影響を脳が受け、「達成するぞ!」「きっとできる!」と、実際にできそうな気持が高まっていきます。
トイレの扉や机の前の壁に貼るという方が多いようですが、最近なら、スマホの壁紙にしておくのも良いかもしれませんね。
是非、書いて、目につくところに置いておいてくださいね。
習慣化することの大切さ
先ほど、小目標は習慣にできるような簡単なことにするのがお勧めだとお話ししました。
それはなぜかというと、最初からとても難しいことを目標にすると、その1回は何とかやり遂げられても、その先、ゴールである大目標に向けて続けることが非常に難しくなるからです。
必ず、最初の段階の簡単な目標が習慣化され、何の苦も無く取り組めるようになってから次の段階に進んでくださいね。習慣化された行動が、次のステップへのスイッチになってくれますよ。
さて、このコラムを読んだだけでも、きっと目標に一歩近づけたと思います。
あなたは2021年にどんな目標を立てますか?是非、 あなたの目標や夢を達成に近づけてくださいね。
≪心理カウンセラープロフィール≫
松本 いずみ
公認心理師。明治学院大学大学院心理学専攻修士課程修了。ストレスチェック実施者研修修了。スクールカウンセラーとして都内中高で12年間従事するかたわら、メンタルヘルスサイトにて一般向けに心理学コラムの執筆とメールカウンセリングを担当。プライベートでは0歳と7歳の2児の母。最近は「あつまれどうぶつの森」を家族で楽しんでいます。
参考
吉井雅之 習慣が10割 株式会社すばる舎
只石裕輝 目標設定こそ人生成功の最強ツール
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