潜在保育士が就業しない理由−ブランクの不安
- 保育士のホンネ
- 2014/11/28
保育の現場が求める「潜在保育士に求めるスキル」とは
1位:保育士としての基本的な実務経験(72.7%)
2位:社会性・社会常識(61.0%)
3位:社会人としてのモラル・倫理(52.4%)
4位:コミュニケーション能力(53.6%)
5位:乳児保育経験(21.0%)
2位:保育実技(52.0%)
3位:安全管理(50.0%)
4位:職員間のコミュニケーション(48.6%)
5位:子どもとのコミュニケーション(45.8%)
6位:保育所保育指針(40.1%)
7位:マナー(35.2%)
8位:衛生管理(31.7%)
保育所が潜在保育士に求めるスキルは1位が「保育士としての基本的な実務経験」ですが、潜在保育士の就業に必要だと感じる研修カリキュラムは「保護者応対」が1位という結果。
保育所基本的な保育実技経験を前提としつつ、保護者応対スキル(社会常識や社会人としてのモラルなど)が重要視されており、研修などでの習得が期待されていることがわかります。
その他、安全管理面の知識やコミュニケーション力なども現場に必要とされています。
自治体が行う、潜在保育士向け研修
各自治体は、潜在保育士が抱くブランクの不安を解消することで現場復帰を促す目的で、潜在保育士向けの研修を開催しています。
2013年からこのような取り組みが保育士不足の首都圏を中心に始まり、2014年11月現在は多くの自治体ホームページで開催状況が確認できます。
自治体が開催している潜在保育士の復帰支援研修の主な内容は、最新の保育事情に関する座学(1日程度)および、1〜3日程度の保育実習を実施しているケースが多いようです。
遊び(80%)、読み聞かせ(30%)、食事介助(10%)、保護者対応(10%)その他
カリキュラムは8割が遊びで、保育士や、現場の保育所側が求めている「特別な支援を要する子どもの対応」や「保護者対応」などをカバーする研修は少ないのが現状のようです。
また、保育実技についても、保育所勤務経験の長さやブランクの長さに合わせて実習期間を長めにとる、研修・実習のカスタマイズを可能にするなど、潜在保育士の不安を取り除き、更に潜在保育士を受け入れる現場にとってもスムーズな就業に繋がるような研修内容のブラッシュアップが期待されます。
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