保育士就転職時の志望動機はどう書けば良い?書き方例で紹介します
- 保育士の就職・転職
- 2020/03/26
保育士就転職時の志望動機の書き方で困ってしまうこともありますよね。志望動機は、内容によって採用結果にも大きく影響します。ここでは、志望動機を書く際のポイントや注意点、実際の例も交えながら紹介していきます。
保育士就転職時の志望動機はどう書けば良い?
保育園への応募書類で特に悩みがちなのが、志望動機の書き方ではないでしょうか。志望動機が大事だとわかってはいても、「いったいどんなことを書いたらいいのかな」「とりあえず書いたけれど、これでいいのかな」などと、不安になりますよね。
この記事では、そんな志望動機の書き方を詳しくご紹介します。
保育士就転職時の志望動機で書くべき内容は?
『なぜ応募先の園を志望したのか』は志望動機として必須
そもそも志望動機は、なぜ必要なのでしょうか。保育園にとって、数ある園のなかからどうして自分の園を選んで応募してきたのかという情報は、採否を決める上でとっても重要なものです。
応募してくれた方の熱意、園が求める人物像との相性、適性などを見極めるため、志望動機は必須の情報と言えるでしょう。
志望動機でダメな書き方、注意点、NGワードは?
ネガティブな内容は書かない!
実際に働いているわけでもないのに『応募する園の弱みや足りない点など、ネガティブな要素を挙げながら自分の強みをアピールする』ことはかえってマイナスです。だからと言って、過去に働いたことのある園のネガティブな要素を挙げるのも好ましくありません。採用する園にとっても、それは多かれ少なかれ心当たりがある要素かもしれません。
転職の場合には、本音として前の職場にネガティブな思いがあったとしても『ネガティブな経験の裏にある自分の熱意や思いをアピールする』ように心がけましょう。
ありきたりの内容だけを書かない!
差し障りのないようにありきたりの内容だけを書いても、ほかの応募者と比べてどんな強みがあるのかが伝わりません。また、その園に応募する理由が書かれていなければ、本当にその園で働きたいという意志は伝わらないでしょう。
『これまでの自分の経験を踏まえ、個性を出しながら応募先の園にどう貢献できるのかを書く』ように心がけましょう。
業務と直接的に関係ない内容は控える!
条件面に惹かれるものがあったとしても、それをそのまま書くのはNGです。待遇や通勤のしやすさなどは保育の業務に直接関係するわけではないため、保育士としての熱意は感じられません。自分の保育士としての志望理由をきちんと書くようにしましょう。
応募書類は手書きで書こう!
園の考え方にもよりますが、保育士の応募書類は手書きが一般的です。パソコンで履歴書を作成するよりも、手書きで一文字一文字を丁寧に書くほうが好印象でしょう。
その際は、文字数や文字の大きさにも注意が必要です。
状況別で志望動機の書き方例を紹介!
1.保育士未経験や新卒の方
保育士未経験の場合、即戦力になるとアピールすることは好ましくありません。自分自身の生育歴を交えながら、人柄や保育士として貢献する素質が伝わるような志望動機を心がけてはいかがでしょうか。
参考例:
「私が貴園を志望する理由は、自然とのふれあいを大切にする保育方針に共感したからです。私は3歳から通っていた保育園で、いっしょにどろんこになって遊んでくれた保育士さんのことが忘れられず、いつしか保育士を志すようになりました。今の子どもたちは自然とふれあう機会が少なくなっています。私も保育士として五感を使って自然とふれあう楽しさを伝えていきたいです」
2.保育士経験がある方
現在保育士として働いている園と志望する園でどのような違いがあり、なぜそこに魅力を感じたのかを明確にしましょう。きっかけになった具体的なエピソードなどを交えると、より説得力を増すかもしれません。
参考例:
「私は子どもと関わることが好きで、保育士になりました。現在は園児数○名ほどの大規模な保育園で、年長を担当しております。日々の保育にやりがいを感じておりますが、その一方、日々の業務に追われながら子ども一人ひとりの心に寄り添えているのだろうかと、疑問も感じるようになりました。少人数保育を大切にされている貴園であれば、もっと子どもに寄り添う保育ができると考え、志望いたしました」
3.転職経験がある方
転職経験は、多様な経験を積んできたという強みになります。志望先の園にどんな貢献ができるかを考えながら、自分の経験をアピールするとよいでしょう。
参考例:
「私はこれまでに園児数○○人の小規模園に3年、園児数△△人の大規模園に2年、保育士として勤務してきました。対照的な園でしたが、私は大人数をまとめるスキルと、少人数の一人ひとりの心に寄り添うスキルの両方を培うことができたと考えています。貴園は自由な保育を大切にされています。これまでの経験を活かし、子どもの主体性を大切にしつつ、全体としてのまとまりを培う役割を担うことで、貴園の保育に貢献できればと考えております」
4.保育士を辞めてブランクがある方
保育士を辞めてブランクがある方は、なぜ改めて保育士として働きたいのかという点がポイントになります。ブランク期間中にどんな経験をして、なぜもう1度保育士になりたいと思うようになったのかを明確にしましょう。
参考例:
「8年間保育士をしておりましたが、出産を機に退職し、6年ほど子育てに専念してきました。親という立場で子どもの成長を目の当たりにし、あらためて保育士という仕事の重要性を痛感しています。貴園は保護者に寄り添い、地域とともに育てる保育を実践されています。貴園であれば、親としての経験も活かしながら、子どもたちの育ちを支えることができると思い立ち、応募いたしました」
5.異業種から保育士に転職希望の方
異業種から保育士に転職される方は、保育士経験がないことをネガティブに感じる必要はありません。異業種の経験を自分の個性として、それを活かした書き方ができるとベストです。
参考例:
「保育士資格を取得した後、○○年間、広告会社でグラフィックデザインの仕事を務めておりました。幼児教育関係のデザインに関わったことで、子どもにとって多様な表現に触れる機会がいかに大切かを実感しました。もともと保育士志望であり、アートを軸とした保育を実践している貴園を知ったことで、貴園であれば自分のスキルを活かしながら、子ども一人ひとりの表現を大切にした保育に貢献できるのではないかと考えました」
志望動機と自己PRは違う!?
そもそもの目的が違うことを理解しましょう!
最後に、混同しがちな「志望動機」と「自己PR」の違いについて確認しておきましょう。どちらも同様に自分の経験、経歴などを書くことにはなりますが、その目的は大きく違います。「志望動機」は文字通り志望する動機を書くことが目的なのに対し、「自己PR」は自分の強みをPRすることが目的です。
「志望動機」が自己PRで終わってしまってはいませんか。それでは志望理由は伝わりません。もちろん自己PRをすることは大切ですが、そんな自分の強みが、志望する園の保育に貢献するということを書かなければ、意味がないのです。
志望動機を書く上で大切なポイントは?
自分の気持ちを率直に書くこと!
志望動機の書き方のテクニックをあれこれ考え過ぎてしまい、結局よくわからないとなっては元も子もありません。本当に大事なのは、自分の気持ちを率直に書くことです。特に、自分の理想とする保育士像を明確にしましょう。それが自然と「保育士になりたい」「応募先の園に勤めたい」という気持ちを伝えることにつながるはずです。
保育士の志望動機については、保育士さんの現場にも詳しいコーディネーターに相談してみましょう♪
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