ピアノが弾けない!苦手な保育士必見のピアノ上達方法
- 保育士お役立ち情報
- 2020/02/20
ピアノが苦手な保育士は多いようです。練習法やコツについて紹介します。
保育士にそもそもピアノは必要?
保育士をしていると、ピアノが弾けると思われることが多いですね。一方で、保育士すべてが必ずしもピアノが上手ということはありません。実際、私もピアノが全く弾けずに保育士として勤めていました。
なので、行事や保育でピアノが必要になると、同僚の保育士に頼んで弾いてもらっていました。ただ心の底では、保育士としてピアノができないのは問題だと、劣等感を持っていたのも事実です。
そもそも保育の現場にピアノは必要なのでしょうか。
ある研究によると、ピアノは、保育現場で子どもたちの表現活動を活性化させるものとして、圧倒的に優れているそうです。理由としては、ピアノはギターなどと同様、メロディだけでなく和音を奏でることができる数少ない楽器だからです。
子どもたちの歌の伴奏をするには、和音が弾けない楽器では難しく、さらに音域や音質など考えると、楽器の中ではピアノが一番なのです。もちろんオルガンやエレクトーンもそれに準じます。
なので、保育士としては、保育を豊かにするピアノはある程度弾けるようになりたいものです。
ただし、保育士に必要とされるピアノ技術は、プロ並みである必要はありません。童謡の弾き歌いや伴奏ができることが重要です。きれいな演奏ができるというより、伴奏ができて、子どもたちがピアノと一緒に歌えるようになることが求められているのです。
保育士におすすめのピアノ上達法 4つのコツ
保育士がピアノを上達したいと思ったら、どんな上達法があるでしょうか。
効果的な方法をいくつかご紹介します。
1.ルビ付きなど簡単な楽譜を選ぶ
楽譜を読むことに苦手意識がある方も多いと思います。そういった方向けに、保育現場向けにルビ付きの楽譜が市販されています。是非活用してみてください。
楽譜に「ドレミ」のルビを記入していくのも効果的ですし、ルビだけでなく、楽譜には気付いたことや注意点などをどんどん書き込みをしましょう。
つまづきやすいところには注意書きをするだけでも、ミスを減らすことができます。
2.まずは片手で練習する
右手と左手を使って弾くことは、ピアノで苦労する最大のポイントといえます。どんなに意識しても同じ動きになってしまい、いらいらした経験のある方も多いと思います。そんな時は、片手で弾いてみることをおすすめします。
まずは主旋律である右手から練習を始めて、その後左手に移ります。その際、弾かないほうの手のメロディを歌いながら弾くと、練習がしやすく上達が早いようです。
3.動画を活用する
ピアノの先生から指導をしてもらうのが上達の早道ですが、なかなか出来ないと思います。そんな時は、YouTubeなどの動画を参考にしましょう。特に、運指(指使い)の参考になるのは、やはり弾いている様子を見ることです。
さらに、練習している姿を、自分で動画撮影することもおすすめです。後でチェックすると、指の形が崩れている等の自分の癖に気づくことができ、改善すべき点が見えてきます。
最近のピアノ独習者には、そうした練習をしている人が多いそうです。
4.とにかく練習する
ピアノの上達法には、とにかく練習しかありません。毎日でもピアノに触れることが上達につながりますので、少しでも時間があれば練習しましょう。
さらに、保育園だけでなく自宅にも簡易なピアノやキーボードがあると、家でも練習ができ上達が早まるのでおすすめです。
練習のコツは、当たり前ですが、何度も苦手な部分を練習することです。自分が間違えやすい、苦手な小節などがあれば、何度も繰り返し練習しましょう。
まずは右手だけで練習し、次は左手で、その後、両手で練習します。
まとめ
ピアノ上達には練習が欠かせません。ただ、保育士は毎日とにかく忙しく、なかなかピアノに向き合う時間はないと思います。なので、少しずつ目標を決めながら、空き時間に練習をしていってください。
義務と思わずに音楽を楽しむ姿勢で練習すると上達が早いようです。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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