潜在保育士が就業しない理由−ブランクの不安
- 保育士のホンネ
- 2014/11/20
保育所入所待機児童数は、2014年4月時点で全国に21,371人(厚生労働省調べ)。2011年以降は毎年1,000人単位で減少しているものの、待機児童ゼロにはまだまだ及びません。
この待機児童問題解消のためには、資格を持っているのに保育士として働いていない、潜在保育士の掘り起しがカギと言われています。
潜在保育士が職場復帰できない理由は、主に給与、勤務形態の面で「家庭と仕事の両立が難しい」状況にあることがわかってきましたが、その他にも、「保育実務」への不安が大きな理由の1つになっているようです。
株式会社ポピンズの調査結果(厚生労働省委託業務)から抜粋し紹介します。
就業経験のある潜在保育士 “ブランク”の不安
一度現場を離れた潜在保育士は、数年のブランクがあるため、実際に現場に出て仕事ができるか、ということに不安を抱いており、復帰のための支援を求めています。
ブランクのある潜在保育士の声
未経験の潜在保育士の不安
資格取得をしても実務経験がない方、特に、養成施設卒業ではなく、通信教育等で学んだ後、保育士試験に合格した方は、保育施設での実習経験がないため、保育実務に対する不安が大きいようです。
就業経験のない潜在保育士の声
東京保健福祉局の調査結果によると、保育士養成施設で資格を取得した人の保育士就業経験率は8割以上であるのに対し、保育士試験合格者の就業経験者率は6割弱。
未経験やブランクのある潜在保育士は、就業しにくい状況にあるのでしょうか?
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