定番だけどおもしろい!鬼ごっこ、かくれんぼをこうやってもりあげよう!
- 保育士お役立ち情報
- 2019/05/24
子どもたちが大好きな鬼ごっこ&かくれんぼ。ちょっと工夫するだけで、新鮮な楽しい遊びに発展します。
鬼ごっこの種類はいろいろある!
「先生、鬼ごっこしようよ!」と子どもが言ってきたら、「こんな鬼ごっこ、知ってる?」と、いつもと違う鬼ごっこをしてみましょう。鬼ごっこにはたくさんの種類がありますよね。
「たか鬼」
・鬼よりも高い位置にいる限り、鬼につかまることはないという遊びです。
・ただし、同じ場所には、鬼が10数える間しかいられないので、鬼が数えている間に他の高いところに移動しなければいけません。
・高いところでも、鬼の手が届く場合つかまえてOK。
注意点:危ない場所には登らないように声がけする。
「いろ鬼」
・鬼は色を指定して、10数えます。その間に、他の子はその色に触れなければいけません。色に触れた子を、鬼はつかまえることができません。
・10数え終わる前に鬼につかまった子、数え終わっても色を見つけられなかった子は鬼交代です。
・鬼以外の子が全員、その色に触れられたら、鬼はまた別の色を指定します。
・鬼が全員をつかまえたら、鬼交代です。
注意点:みんなが分かる色にする、自分の服や持ち物はダメなどのルールを最初に決めておきましょう。
「こおり鬼」
・鬼につかまった人は凍った状態になり、動くことができなくなります。
・他の子に触ってもらうことで氷が溶けて動けるようになります。
・鬼が全ての子を凍った状態にしたら、鬼交代です。
注意点: 年齢や人数に合わせて、鬼を複数にしたり、氷を溶かす条件を難しくしてもよい。
「バナナ鬼」
・「こおり鬼」によく似た、最近、保育園で人気のある鬼ごっこです。
・鬼からタッチされた子は、バナナの形のポーズをとります。
・他の子は助けることができます。バナナになっている子の皮をむいてあげると解放されます。
・鬼が全員をバナナにしたら、鬼交代です。
注意点:なかなか全員をつかまえられないので、制限時間を決めてもOK。
上記のほかにもいろいろありますよね。
例えば、「先生が子どもの頃やっていた鬼ごっこやろうか?」と誘ってみたり、地方独自の鬼ごっこをしたりしても楽しいですね。
かくれんぼ、こんな工夫をしてみては?
室内でかくれんぼをしたことはありますか?
室内では隠れる場所が少なくて、意外とすぐに終わってしまうことが多いですよね。
そうであれば、隠れる場所をつくる遊びをしてみたらいかがでしょう。雨の日などにも楽しく遊べます。
【準備物】大きな布、マット、スポンジ積み木等
【手順】
@子どもたちに、今日は「隠れる場所づくり」と「かくれんぼ」をすると伝える
Aホールなどの広い場所に、大きな布、マット、スポンジ積み木等を用意しておく。
B子どもたちは自分たちで考えて、隠れる場所をつくる。
C隠れる場所を使いながら、かくれんぼをして遊ぶ。
【注意点】
・どちらかというと、年中、年長児向けなので、小さい子の場合、保育士が導いてあげるとよい。
・隠れる際に危険にならないように、ぐらつきなどを注意する。
・子どもたちが自ら考えて工夫できるよう、最小限の援助を行う。
「かくれんぼ鬼ごっこ」をやってみよう!
かくれんぼと鬼ごっこを合体させた遊びがあります。子どもたちが慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
「かくれんぼ鬼ごっこ」の遊び方
かくれんぼと同じように隠れるが、鬼にタッチされるまでつかまったことにならない。
@鬼が10数える間に、他の子は隠れる。
A10数え終わった鬼は「もういいかい?」と声をかけ、「もういいよ」でスタート。
D鬼に見つからないように、他の子は隠れて移動する。
E鬼にタッチされたら、その子は鬼になる。鬼は複数になる。
F全員が鬼になったら、終了。
ポイント:鬼が増えていくため、誰が鬼かわからない。なので、「わたしは鬼じゃない」という顔をしてタッチするなどもできる。
まとめ
上記のルールはすべて参考です。地域によっても大きく違ったりします。
子どもたちといっしょに工夫しながら、クラス独自のルールを生み出していくのも楽しいと思います。
ライタープロフィール
玉田 洋さん
保育園運営企業で、子育て雑誌編集長を経験し、その後、都内で保育士として勤務する。現在は「森の保育園」を計画中。
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