潜在保育士が就業しない理由−雇用側保育園との勤務条件のズレ
- 保育士のホンネ
- 2014/10/31
給与は扶養の控除内を希望している
20代は200〜300万円未満がボリュームゾーン48.7%
30代は100万未満25.1%、100〜200万未満が29.0%
100万円前後がボリュームゾーンであり、夫の扶養控除範囲内で働いている保育士が多いことも伺えます。
潜在保育士の求める条件とのズレ
上記の実態から、30代保育士がパートタイム雇用を選択する背景には、「子育てとの両立」と、「夫の扶養控除範囲内で働きたい」という事情がうかがえます。
子育てとの両立のためには、「日中の7時間以内の時短勤務」(朝、子どもを送り出した後(9時頃)に出勤し、夕方は早めに退勤(15時頃)を想定)が理想の出勤時間と思われます。
しかし、実態は7時間以内の勤務をしている人は16.9%で2割に満たず、8割近くはフルタイムで週5日間働いているという結果でした。
20代に比べれば時短勤務にも分散しているものの、子育てと両立する上で理想となる勤務条件で働いている人は意外なほどに少ない、というのが実態のようです。
この背景には、ほとんどの保育所では「既存のシフトの中で、まかなえない部分を募集」するため、早番か遅番、フルタイムで働ける保育士を求めている実態があります。
つまり、潜在保育士が求める条件の第1位である勤務時間との間にズレが生じているのです。
パートタイムは早番か遅番という既成概念を緩和し、仕事の役割分けや、シフトの工夫など、雇用する保育園側が労働条件に幅を持たせる工夫が必要なのだと思います。
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