雨の日でも楽しい室内遊び!身近な物で色遊び★
- 保育士お役立ち情報
- 2020/05/11
雨の日の室内保育、「今日は何をして子ども達と遊ぼうか・・・?」
そんな時には、身近にある簡単なもので脳育遊び。
今回は、脳科学&心理学の観点からから子どもたちの才能を伸ばすギフト教育の本部認定講師、元吉祐里先生に、年齢や発達具合に合わせて変化させられる簡単な室内遊びを紹介して頂きました。
絵の具で楽しい色遊び(センサリートイ)
センサリーとは?:五感を刺激するという意味。
手軽な材料を使った手作りのセンサリートイで子ども達の五感にたくさんの刺激を与えてあげましょう!
準備する物
・透明のビニール袋(ジップがついているもの)
・紙
・絵具
遊び方
絵具を紙にたらし、ビニール袋に入れてジップをしっかりと閉めます。
あとは、袋の上から絵具をプチプチ・ムニュムニュつぶしてのばすだけ。
汚れるからと敬遠されがちな絵具遊びも、この方法なら手も周りも汚さずに、子ども達に普段あまり経験することのない感触を体験させてあげられます。
また同じように段ボールに絵具をたらし、サランラップを巻いてあげて、足で踏んで遊ばせてあげると、足の触感も育ちます。
手足の触感が優れているお子様は、将来クリエイティブな能力を持つお子になります。
スポンジで出来る色遊び
準備する物
・スポンジ(四角や三角などにカットして使います)
・スポンジと同色の折り紙
★0歳児:スポンジを積み木のように積んだり、倒したりして遊んでみよう
遊び方
固くて小さい積み木がまだ積めない子は、代わりにスポンジを使って積み木遊びをしましょう。
モノを破壊したい時期や何でも投げたい時期、それはその行動を学びたい時。
その行動をやめさせるのではなく、やわらかいスポンジで思う存分やらせてあげましょう。
ここでワンポイント
スポンジを握らせて「やわらかいね」、積み木を握らせて「かたいね」と繰り返し言ってあげることで、軟らかいと固いの概念がインプットされます。
その上で、「やわらかいものは投げてもいいよ、かたいものを投げてはダメだよ」と言ってインプットされた子は、やわらかいものと固いものの違いが、理解できるので、積み木を投げることがなくなります。
その概念をしっかり根付かせてあげずに、「固いものを投げてはダメでしょ」といきなり怒っても、固いものの概念を理解していないので、「投げる」という本能を育てたい気持ちが勝って固いものでも投げてしまうのです。
★1歳児:スポンジと同色の折り紙を使って、色合わせの遊びをしましょう
遊び方
例えば、オレンジ・みどり・あおの3色の折り紙を並べ、同じ色のスポンジを子どもに渡し、「同じ色の折り紙の上に置いてごらん」と、色合わせをする遊び。
ここでワンポイント
色合わせができたときは、視覚としてインプットされているということなので、「みどり(折り紙)の上に、みどり(スポンジ)を置けたね」と言ってあげます。
もし、違う色を組み合わせた場合には、「みどりの上にオレンジ置けたね」とありのままの事実を伝え、「オレンジの紙はこっちだね」と促してあげましょう。
間違っても「違う」と否定してはダメ。否定してしまうと、色に対する苦手意識がついてしまい、それ以上学びたいとは思わなくなってしまいます。
「快不快」と「学びたい欲」は密接な関係。「違う」と否定されたら誰だって不快ですよね。
それが「学びたい」という気持ちを遠ざけることになってしまうのです。
★2歳児:スポンジを使って立体図形を学びましょう
遊び方
スポンジを積みながら、図形の分解能力を育てる遊び。四角の上に三角を2つのせれば、ぴったりサイズ。
「三角が2つで四角になるね」ということが、自然とわかるようになります。
ここでワンポイント
スポンジをいろいろな形に切ってあげて、大きい物に「どれとどれを重ねたら同じになる?」といったパズルの第一段階に使える遊びです。
図形遊びは平面でやらせる場合が多いので、こういったものを使って立体の図形を学びましょう。
パズルを構築する力、そして図形を構築する力まで育つ遊びです。
プラスαの遊び
紙コップとスポンジで食器洗いのマネっこ遊び
自宅ではなかなかキッチンに入れてもらえない子ども達。
だから、保育園でちょっとしたママのマネっこ遊びをさせてあげましょう。
紙コップとスポンジなら、落としても大丈夫。乾いたスポンジと紙コップで洗い物のまねっこ遊びをしましょう。
この遊びがゆくゆくはお手伝いにつながって、保護者の方々もお喜びしてくれるでしょう。
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