保育士に求められる「子ども達の食事の知識」を身につけるには?履歴書にも書ける資格をご紹介!

“離乳食後から小学校に入るまでの間に何を食べたかで、その子の食の一生が決まる“ということを知っていますか?
偏りのある食生活や不規則な生活習慣が、さまざまな病気の原因となることはよく知られています。しかし、それらの望ましくない習慣が、実は乳児・幼児期の食生活で形づくられていることは、残念ながらあまり認識されていないようです。
保育園に通う子ども達はまさに食習慣の基礎を作る大切な時期。その子ども達を預かる保育士さんがスキルアップを目指し、「幼児食」について学びはじめています!今回は、幼児食の大切さを学び、正しい知識とスキルを身につけることができる「乳幼児食指導士養成講座」についてご紹介します。

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保育士が「幼児食」を学ぶ理由とは?

食生活の基礎を作る大切な時期

保育園に通園しているのは、乳児期〜幼児期という、まさに人間形成のスタート地点にたったばかりの子ども達。
「食事はお腹がいっぱいになればいい」「栄養バランスのよい給食やお家の方が作ってくれたお弁当だから、それを食べていれば安心」というわけではありません。

どんなリズムで、どんな環境で食事をするのか、それによって身につく食習慣は、子ども達の食生活の基礎であり、ゆくゆくは「その人の生き方そのもの」になるのです。

食事時間の3分の1は保育園

保育園に通う子ども達は、1日3回の食事のうちの1回を園で食べます。
食生活の基礎を作る食事時間の3分の1が保育園ということは、子どもの「食」を正しく導く役割の3分の1を保育士が担うということになります。
子ども達の健やかな身体と豊かな感性を育みながら、食の大切さや楽しみを教えるのと同時に、アレルギーや食後のケアにも心を配りながら子ども達の食事を見守る重要な仕事なのです。

保護者からも求められる知識

保育士が担うのは保育園の食事のみにとどまりません。保護者に対応する中で「なかなか野菜を食べなくて困っています」など、家庭での食事について相談される場合も少なくありません。
そんな時に正しい知識があれば、適切な助言をすることができます。

保護者や園から信頼される保育士になれることはもちろん、子ども達の家庭での食事もより健康に導くことができるでしょう。

そんな子ども達の食について、正しい知識とスキルを得られるのが「乳幼児食指導士養成講座」です。

>>受講した保育士の声はこちら

「幼児食」の知識で食事の「困った」を解決しよう!

給食で子ども達の偏食や食べ方の指導にお悩みの方もいるはず。
子ども達の昼食を担う立場として、給食を通して楽しい食事を身につけていってほしいところですが、どのように対応していけば良いのでしょうか?

ここでは、乳幼児食指導士講座でも実際に触れられている、お悩み別の対処法を少しだけ紹介します。

嫌いなものを食べない

ピーマン、ニンジンなどの野菜や、肉や魚など、食品の好き嫌いをする子どもは少なくありません。
同じ食材でも「焼いた料理は食べないけど、天ぷらにすればよく食べる」など、調理方法でも好き嫌いが分かれたり、食感によって好みが異なる場合もあります。

好き嫌いが出てくるのは味覚が発達してきた証拠。
これまでそれほど感じていなかった野菜の匂いがわかるようになり、食べたくないと感じるようになったのです。
食べさせないままでいると食経験がなくなり、いつになっても食べようとせず、食べなくなってしまうこともあります。

▼対処方法

まずはほんの少しの量でも「食べてみようね」と働きかけることが大切です。その繰り返しによって食べることができるようになるのです。

「野菜をすべて食べない」という状態であれば、少しでも食べられる野菜を見つけてそれを食べるようにしていくと良いでしょう。

少しでも食べられたら子どもを褒め、食経験を増やしていくことが重要です。

日頃から、食材や食事に興味を持ち、食べたいと思わせる環境づくりをすることも大切です。
野菜を育てる行事をおこなったり、調理を体験することで食べてみたいと感じてもらえるようにしてみましょう。

食べ物を丸のみにしたり、噛んでも飲み込まない

咀嚼がうまくできない背景には、「食事の軟食化」があります。
冷凍野菜やレトルト食品・缶詰などの調理済み食品は、製法上やわらかく、あまり噛まなくても食べられるようにできています。
それらに慣れてしまうと、うまく噛めずに丸のみにしたり、吐き出してしまったりすることがあります。

それ以外にも、離乳食の進め方が適正でなく、丸のみの癖がついてしまった場合や、いろいろな食材を食べる経験や大人と一緒に食事をする経験が不足している場合も考えられます。

▼対処方法

きちんと噛むことが、上手に食べられるようになることにつながります。
きちんと噛めるようになるには、咀嚼の練習をすると良いでしょう。

〇咀嚼の練習方法
・形のあるものを前歯で噛みとらせる
・自分のひと口の量を覚えさせる
・汁物で食べ物を流し込ませない
・大人が噛んでいる姿を見せる

乳幼児食指導士養成講座って?

0〜6歳児の食のすべてがわかる

栄養学や生理学の基礎、体や心の成長・発達ステップや段階ごとのあるべきリズム、病気への対応など、幼児食に求められるすべてを系統立てて学ぶことができます。

例えば、保育園で子ども達とかかわる中でも知っておきたい、以下を始めとした知識を幅広く身につけられます。
・食物アレルギーの基本的な知識や食後のケア
・乳児、幼児がかかりやすい病気と症状、病気の時の食事の与え方
・実際に離乳食・幼児食をつくる上で必要となる知識
 など

子ども達の食事をサポートする時はもちろん、保護者から家庭での食事について相談を受けた際もその知識を活かすことができます。

在宅学習で資格取得可能

こちらの講座は、仕事や日々の生活で忙しい方でもマイペースに学べる「通信講座」。
離乳食・幼児食で必要とされるスキルを誰でも身につけられるよう、イラストや図表をふんだんに使った「見やすく・わかりやすく・体系的」に編集されたテキストと、講座独自のステップアップ学習で、受講生一人ひとりへの個別指導体制も万全ということで安心して受講できます。

全6回の課題を提出し、受講期間内にすべての課題に合格すると、資格取得の証である認定証つき「修了証」の発行が受けられます(有料)。

資格は履歴書にも記載可能!転職にも活かせる

講座を修了し、資格を取得すれば、もちろん履歴書にも記載することができます。
転職の際にも保育士として身につけた子ども達の食に関する知識や、仕事に対する熱意を伝えることのできる武器になります。

正しい食の知識を持った保育士は、保育園としても安心して子ども達を任せられる存在。
条件の良い園を志望する際なども、他の応募者と差別化を図る一助となるでしょう。

会員向け実践セミナー実施

講座講師の間宮智子先生が「授乳・離乳の支援ガイド」の改定のポイントについて詳しく解説!
受講中や修了後など、いつ観ても役立つ内容を、受講生限定で配信中です。

受講者の声 現役保育士・高橋直子さん

「学んだことで、自信をもって保育実践ができるようになりました!」

早いもので保育士歴27年となりました。このぐらいのキャリアにもなると保護者様からアドバイスをもとめられることも多くなります。
また、職場内で調理師さんや栄養士さんと連携をうまくとらないといけません。このような状況から、食の知識が必要だと痛感していました。そんな悩みを解決するために、受講したのがこの講座です。

おかげで、味付けの目安、野菜や肉の切りかたなど、「大切にしてほしいこと」や「気をつけてほしいこと」をサッと保護者様にアドバイスできるようになりました。
また、園のお集まりの時に食育実践ができるようになるなど、学んだことで自分に自信が持てるようになりました。

推薦者の声 東京都認証保育所協会 前会長・青嶋暁子さん

「食」の大切さを教えるのが、すべての教育の基本です

特に乳・幼児期においては、食事のあり方そのものがその子の発育や健康状態、そして心の形成に絶大な影響を及ぼします。
食生活が乱れがちな子どもは集中力に欠けやすくなったり、体調を崩しやすくなったりする傾向にあります。

まずきちんと「食」への意識づけをすることが重要です。教育の基本とは「食」の大切さを教えることに他なりません。そして、その大きな役割を担うのが乳幼児食です。 ぜひ、お一人でも多くの方にこの講座で乳幼児食の重要性を学んでいただき、子どもたちの健やかな未来のためにその知識を役立てていただきたいと願っております。

今回ご紹介した講座はこちら!

株式会社日本フローラルアート 東京カルチャーセンター
0〜6歳児の食のすべてがわかる【乳幼児食指導士養成講座】

講座について詳しくはこちら▼

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