前回の時短勤務を経験した保育士の意見に続き、今回は逆の立場である「同じ職場に時短勤務社がいた(過去にいた)」保育士さん40名を対象に、時短勤務への本音をアンケート調査しました。職場に時短勤務者がいると、周りの人にはどのような不満が生まれるのでしょうか。
1位:取得できる環境が整備されていない
2位:時短勤務者の仕事をフォローしなければならない
3位:上長のマネジメントが行き届いていない
4位:仕事量、内容に関する不公平感
5位:時短勤務者の就業態度
1位は意外にも職場への不満。「時短勤務者の受入れによって不足する人員補充をしないためにスタッフにしわ寄せがきている」と、職場の環境整備に対する問題指摘が多数でした。
ただし、”仕事量や責任の不公平感”や、「当人が時間内に終わらせる気がない」といった時短勤務者の勤務態度に対するフラストレーションを感じている声も多く、この点は時短勤務を経験した保育士の意見とは大きく対立しています。
取得できる環境が整備されていない
そもそも人が足りていないのに、短時間勤務を認めるべきではない。短時間勤務を認めるのなら人を増やして欲しい。
大半の経営者はその制度上の人員比率さえ守れればよし。とくらいにしか考えていない。実際は子どもが帰った後にも仕事は沢山あるので、そこをどうにかして欲しいといつも思う。
時短勤務者の仕事をフォローしなければならない
時短勤務の方が子どもを怪我させてしまったのに、保護者に謝ったりしなければならなかった。加えて、誰か一人は時短勤務の先生と一緒に入らないといけない決まりごとがあったので、結局仕事がはかどらない。
仕事量、内容に関する不公平感
責任ある仕事をまかされないので、とても楽に見えました。
子ども達が帰ったあとの記録や保育の準備などが全て常勤に回ってきます。仕事の質を高めるための時間が削られてしまう
時短勤務者の就業態度
仕事途中で短時間勤務を主張され、その当然!という態度が腹が立った
周りと関わろうとしないので、少し困ります。
時短はしょうがないと思うが、時間内に終わらそうという意気込みが全くない人だったのでイラだちが・・勤務時間内くらいはちゃんとやってほしかった。
保育時間のみの勤務だからといって、記録やお便り、行事の運営もまるで他人事なのがイラッとする。
今後、時短勤務の当事者も周囲も気持ちよく働くために必要なこととは?保育士さんの意見をまとめると、解決策は「周囲の理解」と「時短勤務によってできた欠員の補充」という2つのポイントにしぼられていきます。当事者もまた、協力し合う姿勢を忘れずに仕事をすることが望まれますね。
周りがお互いさまと言う気持ちでいてくれる人ばかりなら時短勤務も取りやすいが、仕事が増えて迷惑と言う人がいると取れないですね。これを解消するためには「時短勤務の人ができない仕事をやる人」をパートでも雇うべき。周りにも配慮したサポートがないと、今後も時短勤務は取りにくいし、取った人も時間外で仕事をしないといけないのが現状。
時短勤務は周りのサポートがあったり考え方が共通していないと成り立たないと思う。いつ何があってもいいようにフリーの先生がいれば周りの負担(大人も子どもも)が軽減される。
全体的に若い先生たちも多く、まだまだ周りの環境としては受け入れ難いのだと感じました。「時短制度を利用してそのまま職場に復帰して長く働いてる方」も身近ではお見かけしないため、私自身が時短の獲得から復帰、その後も続けるという新しいポジションでしっかりとした立場になり、次の時短勤務獲得者がより過ごしやすい職場になるよう率先して工夫したいです。
時短勤務がもっと活用されて珍しいことではなくなれば、情報共有や必要な連絡事項を伝えあったり協力し合うことができると思う。
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