2016年参議院選挙。保育士に関係する公約は?
- 保育ニュース
- 2016/07/01
7/10に開催される参院選。待遇改善や待機児童問題など、保育士に直接関係がある公約をまとめました。
自民党〜一億とおりの輝き方を支援します。〜
●安心して子供を預けられるよう保育の質を高めます。保育士が将来への展望を持って働けるように、財源を確保して、総合的な対策を行います。保育士について、これまで処遇を7%改善してきましたが、今後新たに2%改善し、技能、経験を積んだ職員については更なる処遇改善を行います。
●待機児童の解消を目指し、保育の受け皿を50万人分増やします。
放課後児童クラブの定員も大幅に拡大します。
公明党〜安心できる社会へ〜
●賃金引き上げなど処遇改善、社会的評価の向上、キャリアアップ支援。
●地域における支え手の拡大など裾野を広げる取り組み、専門性の強化。
●業務負担の軽減と生産性の向上。
●再就職支援や資格試験制度等の見直し。
●待機児童ゼロへ―保育所、放課後児童クラブの待機児童ゼロの推進。
民進党〜チルドレン・ファースト、子ども第一〜
●子どもの命を預かり、人格形成に重要な時期に適切な対応ができる保育人材を確保するために、保育士等の賃金を月額5万円引き上げます。
●子育て支援の予算を増額して、保育園・認定こども園・放課後児童クラブなどを通じた保育等のサービス、育児と仕事の両立ができる支援を充実させます。
●子ども・子育て支援新制度がスムーズに進むよう、事務処理を簡略化するなど現場の声を十分に反映させます。
●待機児童の解消のために、保育園定員の増員、放課後児童クラブの整備を積極的に行うほか、小規模保育園や一時預かりについては、保育士配置、子ども一人あたりの面積の基準の緩和を行うことなく、保護者や地域の実情に応じて計画を立て、子どもの安全と良質な保育環境を守ります。
●家庭的保育事業など就学前の様々な保育サービスについても、段階的に支援対象を拡大します。安全確保と万一事故が起きた場合の十分な補償のための体制を整備します。
●近隣住民を含めた社会が保育園に対する理解を深められるよう、より積極的な行政の対応を行うとともに、その仲裁を行う第三者機関の設置等を検討します。
●病児・病後児保育、延長保育など多様な保育の提供の充実に取り組みます。
共産党〜認可保育所の増設〜
●全産業平均との格差をなくすために毎年1万円ずつ引き上げて、5年で10万円の引き上げを実現していきます。
●30万人分(3000カ所)の認可保育所を緊急に増設し、待機児童問題を解決します。
●保育士の配置数の適正化など国の運営費を引き上げ、労働条件を改善します。
●保育士の専門性にふさわしい処遇にします。
●非正規の使い捨てをやめ、正規化をすすめます。
おおさか維新の会〜待機児童問題の抜本的改革〜
●保育士給与に関する官民格差の是正と、正規・非正規職員間の同一労働同一賃金。私立保育園と無認可保育施設の保育士の処遇を大幅改善します。
●認可保育所設置基準を原則として条例で決められるようにする等の分権化を徹底するとともに、規制改革により保育サポーター制度の導入、保育士要件の多様化、家庭的・小規模保育事業の拡大を図ります。
●保育バウチャー導入。保育を含む幼児教育の無償化を憲法に規定します。
社民党〜くらしを再建します〜
●保育士等の給与を当面月5万円引き上げるなど、保育・幼児教育従事者の待遇改善を図り、人材養成・人材確保をすすめます。
●保育の質の向上と量の拡大を車の両輪ですすめ、「待機児童ゼロ」を実現します。公有地等の活用などもすすめながら、認可保育所、認定子ども園を大幅に増やします。障がい児保育、病児保育、一時保育などの体制も整備します。
●学童保育の量的な拡大と質的な拡充、指導員の処遇の改善に取り組みます。
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