現役保育士が「学びたい!」と思っている知識ランキング第1位は?
- 保育士のホンネ
- 2023/03/22
「保育力をアップするために、何らかの知識・実技を学習したい」と考える現役保育士は40.2%。特に学びたいジャンルは「障がい(特徴のある子ども)の接し方」がトップ。『保育士.net』が保育士350名対象に実施したアンケート調査結果 をもとに、「保育士が学びたい理由」の本音を探ります。
3000円程度で学べるセミナー・講習が人気
知識・スキルを学んで保育力をアップしたいと回答した保育士に、どのような方法で、費用はいくらまでかけられるかを聞いたところ、学び方は「セミナー・講習」が32.4%でトップ。費用は、「1000〜2999円」「3000〜5999円」が合わせて44%を超えました。
3000円程度で受講できる保育士向けの単発セミナー・講習は各地で開催されており、「自分の学びたい分野を、リーズナブルに、しかも講師から直接学べる」という理由で人気があるようです。
障がいを持った子どもが増加。適切な発達支援を学びたい!
現役保育士が仕事に役立てるために学びたい知識トップは「障害(特徴)のある子どもの接し方」。その理由は、近年「発達の気になる子どもが増えた」という、“現場の実感”の強さにあるようです。
発達支援の資格や研修は、現役保育士さんの受講が増えているようです。
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食育は、自ら農作を学ぶところから
子ども達の偏食をなくすために、農作物の知識や育て方を知りたい、という意見が多く寄せられました。
子どもの集中力低下。実技に求められる専門性
実技は専門的なものと合わせて17%が回答。その背景には「子どもたちの集中力、持久力が短くなっている」という実感あるようです。若手だけでなく、ベテランの保育士さんからも、「最新の実技を知りたい」という声が寄せられました。
乳幼児の事故防止や応急処置
事故防止や応急処置の知識は12%が回答。いざという時に「冷静な対処をすることの難しさ」の実感から、しっかりと知識を身に付けておきたいという意見が多数。
保護者支援・保護者対応
保護者支援も保育士の仕事。保護者対応を実践的に学びたい、あるいは周囲と連携した支援方法など、保護者対応に改善の余地を感じている保育士さんは多そうです。
次回は、実際に自ら学び、保育力をアップした保育士さんの体験談をご紹介します。何をどんな風に学んで、保育力はどのようにアップしたのでしょうか?
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