保育の質を上げてスキルアップしたい!行動派の保育士さんが勉強していることとは?
- 保育士のホンネ
- 2016/02/29
「保育力をアップしたい」と考える現役保育士は40.2%という調査結果から、今回は自ら学んだ保育士さんの体験談をご紹介します。どんなことを、費用はいくらで学んだのか。そして学んだことは実際の仕事に役立てられたのでしょうか?本音を語っていただきました。
保育力アップのためにこれを学んだ!― 体験談 ―
「障がい児の接し方」を学んだ もっちーさんの例
「1人で10人の障がい児対応ができるようになった」という驚きの成果を得たそうです。
費用:1万円〜3万円未満
Q.学んだきっかけは?
保育所には専門の先生がいましたが、相談は1カ月待ちが当たり前でした。 そこで1年間、療育施設に通い、自閉症スペクトラムを抱えるお子さんへの接し方や必要な環境の整え方などを具体的に学んできました。
Q.実際に学んでみてどうだった?
正しい知識を持つことで、自信を持って子どもと接し、保護者への助言もできるようになりました。現在は一人で10名近くの障がい児への対応が可能になり、即戦力として活かせていると思います。 Q.学ぶ人へのアドバイス
働きながら学ぶことは容易ではありません。実習で使う課題の提出やテストもあるし、通学のために仕事を休むには、同僚の理解も必要です。ただし、障がいをもった子どもに適切に関わることで子どもの困りごとが解消され、それは私たち保育士の困りごと解消にも繋がります。頑張ってください。
「リトミック」を学んだ もこさんの例
学んだからこそ得た自信。得たものは大きいようです。
費用:3万円以上〜5万円未満
Q.学んだきっかけは?
元々持っていたリトミック講師の資格を保育園で活かすために、集団の子ども相手のリトミック指導方法をより深く学びたいと思いました。
Q.実際に学んでみてどうだった?
まず現場での自信が持てました。子供たちの反応を見ながら、自分流に変え、指導する面白さを知りました。
Q.学ぶ人へのアドバイス
子どもは十人十色、そして素直で純粋。面白いことにはぐんぐん成長を見せますが、興味のないことには見向きもしません。自信を持って子どもたちに接し、信頼関係を築いて初めて興味を引く力が発揮できます。自信をつけるには、まず知識と技術を磨くこと、これに尽きると思います。
「乳幼児の事故防止や応急処置」を学んだ 新米年子ママさんの例
怪我に対して冷静な対処ができるようになり、「講習会で学べることは多い」という新たな発見も。
費用:6000円〜9999円
Q.実際に学んでみてどうだった?
講習で勉強していたおかげで、子どもが高いところから落ちたときや発熱時にも慌てず、一呼吸おきに、迅速に対応できるようになりました。
Q.学ぶ人へのアドバイス
講習会で学べることがたくさんありました。積極的に参加すべきだと思いました。
職場の研修で色々な技術を学んだ まーこさんの例
「講師から直接学んだ経験」が実践に生かせているようです。
費用:無料
Q.研修で何を学びましたか?
絵本の読み聞かせや手遊び、保護者への対応、子どもの発達障害についてなど色んな分野を学んでいます。
Q.実際に学んでみてどうだった?
研修で一番印象に残ったのは、絵本の読み聞かせの研修。 実際に講師が絵本を読み、間の取り方やページのめくるタイミングを学ぶことができた。読み方が、さすがといった感じで、引き込まれるものがあり、「間」というものの大切さをしりました。日常の絵本の読み聞かせの中で実践してみたら、いつもより子ども達が集中して聞いていました。
学んだ保育士の金言集
「学んでよかった!」と経験談を回答してくれた実力派保育士さんに、「これから学んでみたい」という方に向けて、保育士の仕事に役立てるためのアドバイスを回答してもらいました。
講習には積極的に参加すべし
「現場から学ぶ」に勝る勉強方法はなし!
「学びたい」と思っている今が学ぶべきタイミング
自ら学ぶには、ある程度のお金と思いきりが必要です。しかし、実際に学んだ体験談からは、学んだ分だけその後の仕事に役立てることができ、得るものが大きいことが伝わってきますね。
「学びたいな」「スキルアップしたいな」という気持ちは、ぜひ行動に移してみましょう。
\このページをシェアする/