保育士の労働時間・勤務制度って一体どんなものがあるの?
- 保育士お役立ち情報
- 2015/10/22
「“週休2日”と“完全週休2日”ってどう違うの?」など、求人情報を見ていて疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は保育士の求人でよく見られる勤務・休暇制度をまとめました。転職を考えている方はチェックしてみてください。
超過勤務をカバーする、「変形労働時間制」「シフト制」
変形労働時間制
労働基準法では、「1週間について労働時間は40時間以内」と定められています。しかし、業務量が多かったり人員が不足していると、指定の時間内に収まらず超過勤務が発生してしまいます。
そういった状況に対応するために採用されるのが、繁忙期と閑散期で労働時間を調整し、最終的に「1週間の労働時間を40時間以内」におさえましょうという働き方、変形労働時間制です。なお、労働時間を調整する期間は「1週間単位」、「1カ月単位」、「1年単位」の3種類に分かれています。
1週間のうち、人員が少ない日に超過勤務を行い、それ以外の出勤日で勤務時間を減らす。1週間の労働時間を40時間以内におさえるよう調整。
書類仕事の多い月初、月末に超過勤務を行い、比較的仕事の少ない月中に勤務時間を減らす。1ヶ月間の労働時間を平均すると、1週間あたり40時間以内になるよう調整。
新入生や新人が多い春や、行事が多い秋に超過勤務を行い、それ以外の時期に勤務時間を減らす。1年間の労働時間を平均すると、1週間あたり40時間以内になるよう調整。
シフト制
保育業界など、1日の稼働時間が法定労働時間の8時間を超える場合に良く取り入れられている働き方です。シフトを組んで、1人あたりの労働時間が8時間を超えないようにします。
尚、シフト制と変形労働制を組み合わせていることも多く、求人票には単に「シフト制」(もしくは「変形労働制」)とだけ記載されている場合もあります。気になる方は事前に確認しましょう。
1週間に何日休める?「完全週休日制」「週休2日制」「4週8休制」
完全週休2日制
1週間に必ず2日、休みを取得することができる制度です。保育士の場合は土日に休みをとることが難しいので、土曜or日曜+平日のいずれか、というところが多いようです。
週休2日制
一見、完全週休2日のように「1週間に必ず2日」休暇を取れるように見えますが、実は違うので注意しましょう。「週休2日」というのは、月に1回以上、必ず週2日の休みが取れるという制度です。ただ、本当は「完全週休2日制」にも関わらず、「週休2日制」と記載している場合もあります。事前に必ず確認しておくことが必要です。
4週8休制
1ヶ月のうちに8回休みが取得できるという制度です。これも完全週休2日制と混同しがちなので注意が必要です。休みの取り方は各園によって異なりますので、あらかじめ確かめておきましょう。
気になる園があるなら、事前確認が大切です!
これまで良くある勤務制度、休暇制度をご紹介しました。しかし、「完全週休2日」のつもりで「週休2日」と求人票に記載するなど、表記方法は園によって変わっている場合もあります。今回の記事は参考にしつつ、実際に応募する際は「用語をどの意味で使っているのか」しっかり確認することをおすすめします。
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